気管支喘息で呼気NO検査の数値が高いとどうなりますか?
主に気管~肺胞までの下気道に好酸球性炎症が強く起きており、適切な対応が求められます。
気管支喘息の患者さんで、呼気NO検査の数値が高い場合、主に気管~肺胞までの下気道に、好酸球性炎症が強く起きていることを示し、適切な処置が求められます。
喘息は気道が慢性的に炎症を起こしている状態です。この炎症によって気道の上皮細胞で、誘導型の一酸化窒素合成酵素が活性化され、一酸化窒素(NO)が産生されます。よって、一般的に呼気中のNO濃度は、喘息の可能性や活動性が高いことを反映して高くなります。医師の指示に従って、適切に対処しましょう。
呼気NO値は、喘息の診断に補助的な役割を果たします。成人の場合、正常な呼気NOの平均値は約15ppbで、37ppbが正常上限値です。呼気NOの数値が22ppbを超えると喘息の可能性が高く、37ppbを超えるとほぼ喘息と診断されます。
株式会社BearMedi 臨床検査技師
佐々木 祐子 監修
(参考文献)
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