血友病の筋肉内出血に対する対処法はなんですか?
できるだけ早期に、在宅自己を含めた凝固因子の補充療法を行います。
筋肉内出血は、打撲やスポーツ、無理な姿勢での運動などが原因となります。
特に腸腰筋出血の場合は、出血部位が神経を圧迫し、下肢にしびれや知覚障害などの神経症状を引き起こすことがあり、大量出血となることもあります。
そのため、出血が疑われた場合は、できるだけ早期に在宅自己注射を含めた凝固因子の補充療法を行い、止血を目指すことが重要です。
加えて、出血部位の安静保持や冷却(RICE処置:Rest=安静、Ice=冷却、Compression=圧迫、Elevation=挙上)も有効です。
腸腰筋出血など重症例では、入院管理が必要となる場合もあり、症状が改善しない場合や神経障害が出現した場合は速やかに主治医へ連絡し、治療を受けることが推奨されます。
兵庫医科大学病院 輸血・細胞治療センター 血液内科
山原 研一 監修
(参考文献)
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