エコーウイルスで薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
エコーウイルスで薬が効かない場合は、薬を変えるより重症化や合併症の有無を確認することが重要です。
エコーウイルスで薬が効かないように見えても、必ずしも異常ではありません。エコーウイルスには一般的に使用される特効薬がなく、治療は解熱鎮痛薬や水分補給などの対症療法(症状を軽くする治療)が中心のため、発熱やだるさが数日続くことは珍しくありません。
解熱薬を使っても熱が一時的にしか下がらないことがありますが、重要なのは熱の高さだけではなく、「元気があるか」「水分が摂れているか」「普段どおり反応するか」です。症状が軽く、少しずつ改善している場合は、自宅で安静にしながら経過をみることができます。十分な休養と水分補給を心がけましょう。
一方で、高熱が続く、数日たっても改善しない、症状が悪化する、水分が摂れない、尿が少ない場合は再受診を検討してください。また、強い頭痛、首の硬さ、まぶしがる、繰り返す嘔吐、意識がぼんやりする、けいれんなどは無菌性髄膜炎(細菌が見つからない髄膜炎)や脳炎(脳の炎症)のサインの可能性があります。胸の痛み、動悸(どうき)、息苦しさは心筋炎や心膜炎(心臓を包む膜の炎症)を疑う症状であり、速やかな受診が必要です。
特に新生児、乳児、妊娠中の人、免疫不全(感染への抵抗力が低い状態)の人では重症化しやすいため、症状が軽く見えても早めの医療機関受診がすすめられます。大切なのは薬を次々と変えることではなく、重い合併症や別の病気が隠れていないかを再評価することです。
エコーウイルスについて、特に知りたいことは何ですか?
利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。
(参考文献)
Srijan Singh, et al. Enteroviral Infections in Infants. . Newborn (Clarksville). 2022, 1, 297-305.
Paul Krogstad. Enteroviruses, Parechoviruses, and Saffold Viruses(In book: Feigin and Cherry's Textbook of Pediatric Infectious Diseases). Elsevier. 2025
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
公開日:
最終更新日:
編集・監修基準について
本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。
Q作成
医師執筆/監修
QAレビュー
公開
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです
