エコーウイルスが疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
ぐったり、水分不足、呼吸困難、強い頭痛、首の硬さ、意識異常、胸痛、脱水、新生児は緊急受診が必要です。
エコーウイルスが疑われる場合、多くは軽症で自然に改善しますが、「ぐったりしている」「水分が摂れない」「強い頭痛がある」などの症状があれば、早めの受診が必要です。特に新生児や乳児では重症化に注意が必要です。
発熱、喉の痛み、咳、鼻水、下痢、発疹などだけで、元気があり水分も摂れている場合は、自宅で安静にしながら様子を見ることも可能です。ただし、高熱が続く、症状が悪化する、数日たっても改善しない、口内炎や喉の痛みで飲食ができない場合は受診を検討してください。
特に注意が必要なのは、強い頭痛、首の硬さ、まぶしがる、繰り返す嘔吐、意識がぼんやりする、けいれんなどの症状です。これらは無菌性髄膜炎(細菌が見つからない髄膜炎)や脳炎(脳の炎症)のサインのことがあります。また、胸の痛み、息苦しさ、顔色不良は心筋炎(心臓の筋肉の炎症)の可能性があり、早急な受診が必要です。脱水(体の水分不足)が疑われる場合も救急受診を考えてください。
新生児や生後3ヶ月未満の赤ちゃんでは、発熱だけでなく、「ミルクを飲まない」「眠ってばかり」「反応が悪い」なども重症感染のサインになるため、すぐに受診してください。免疫不全(感染への抵抗力が低い状態)の人や妊娠中の人も、通常より早めの受診がすすめられます。
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(参考文献)
Srijan Singh, et al. Enteroviral Infections in Infants. . Newborn (Clarksville). 2022, 1, 297-305.
Paul Krogstad. Enteroviruses, Parechoviruses, and Saffold Viruses(In book: Feigin and Cherry's Textbook of Pediatric Infectious Diseases). Elsevier. 2025
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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