IgG4関連疾患が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
IgG4関連疾患はリウマチ・膠原病内科が専門ですが、初期症状によって最初に受診するべき診療科はさまざまです。
「IgG4関連疾患が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?」に関しては、以下に個人の見解を記載します。
IgG4関連疾患は全身のさまざまな臓器に影響が出る病気なので、「何科に行けばいい」と一概に決めるのが難しい場合があります。
受診する科は、「最初にどのような症状が出ているか、あるいはどの臓器に異常がみつかっているか」によって変わってきます。
例えば、
- 「全身のだるさや、原因不明の腫れ」など、全身的な症状がある場合や、診断がはっきりしない場合は、「リウマチ・膠原病内科」や「総合内科」が適していることが多いです。これらの科は、全身の免疫に関わる病気を専門的に診ています。
- 「お腹の痛みや黄疸(おうだん)」がある場合は、「消化器内科」(膵臓や胆管の異常が考えられるため)を受診します。
- 「目の周りの腫れや乾き」がある場合は、「眼科」を受診します。
- 「首の周りの腫れや口の乾き」がある場合は、「耳鼻咽喉科」や「頭頸部外科」を受診します。
- 「背中の痛みや足のむくみ」がある場合は、「泌尿器科」(後腹膜線維症の可能性があるため)や「腎臓内科」を受診することがあります。
- 「咳や息切れ」がある場合は、「呼吸器内科」を受診します。
もし、ご自身で判断が難しい場合は、まずは「かかりつけ医」に相談してみるのがよい方法です。かかりつけ医が症状を聞いて、適切な専門科を紹介してくれるでしょう。
IgG4関連疾患は比較的まれな病気であり、診断や治療には専門的な知識が必要な場合があります。そのため、診断がついたあとや、診断が疑われる段階で、この病気の診療経験が豊富な「総合病院の専門外来」を紹介されることも少なくありません。
東日本橋内科クリニック 一般内科
平松 由布季 監修
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