ハイドロキシウレアの長期服用にリスクはありますか?
ハイドロキシウレアの長期服用において皮膚障害や白血病の可能性があり、定期的な検査が重要です。
ハイドロキシウレアの長期服用にリスクはあると考えられています。
ハイドロキシウレアは骨髄増殖性腫瘍(MPN)の治療に効果的な薬ですが、長期使用により皮膚障害や、まれに白血病などの重篤な副作用のリスクがあるため、定期的なモニタリングと皮膚のチェックが重要です。
ハイドロキシウレアの長期投与では,血管の潰瘍や壊疽などの皮膚血管毒性を発症することがあります。
二次がんの発症はまれだと考えられていますが、真性多血症(PV)や本態性血小板血症(ET)に対する長期投与で急性白血病が発症する可能性が指摘されています。
ただ、PVもETも急性白血病へ形質転換することがあるため、本当にハイドロキシウレアが原因なのかは明確ではありません。
以上より、ハイドロキシウレアの長期服用を検討する際は、医師と慎重に相談し、副作用の管理について説明を受けることが重要です。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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