骨髄増殖性腫瘍の生存率はどのくらいですか?

病気により異なります。慢性骨髄性白血病では80~90%の方が診断10年後に生存しているとされています

解説

骨髄増殖性腫瘍の予後は病気によって異なりますが、例えば、慢性骨髄性白血病では80~90%の方が診断10年後に生存しているとされています。

代表的な4つの病気の予後は以下の通りです。

  • 慢性骨髄性白血病(CML):近年の治療の進歩により、約80%〜90%の患者さんが診断から10年後にも生存していると報告されています
  • 真性赤血球増加症(PV):治療により、約50%の患者さんが診断から10年後にも生存していると報告されています
  • 本態性血小板血症(ET):一般的に、生命予後は同年齢の健康な人と変わらないと考えられています
  • 原発性骨髄線維症(PMF):他の骨髄増殖性腫瘍と比較すると予後は悪く、3年生存率は57%とされています

公開日

最終更新日

東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長

白石 達也 監修

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骨髄増殖性腫瘍

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関連するQ&A

「骨髄増殖性腫瘍」とはどのような病気ですか?

血球のもとになる造血幹細胞に異常が起こり、赤血球、白血球、血小板が過剰に作られる病気のことです。

骨髄増殖性腫瘍の原因は何がありますか?

一般的には、後天的な遺伝子変異が関わっていると考えられています

骨髄増殖性腫瘍ではどのような症状がありますか?

病気によって異なりますが、頭痛、発熱、全身倦怠感、腹部の張りなどがあげられます

骨髄増殖性腫瘍には初期症状はありますか?

病気によって異なり、頭痛、発熱、全身倦怠感などがありますが、無症状の場合も多くあります。

骨髄増殖性腫瘍の場合、主にどのような治療をしますか?

病気によって異なります。抗がん剤治療や、瀉血(血液を一定量取り除く治療)などが行われます

骨髄増殖性腫瘍が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

血液内科や血液腫瘍科の受診を検討してください。近くにない場合には、内科やかかりつけ医にご相談ください

骨髄増殖性腫瘍が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?

健診で血球数の増加を含む血球検査の異常を指摘された場合には、受診を検討してください

骨髄増殖性腫瘍のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

骨髄増殖性腫瘍は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

病気に応じて抗がん剤や細胞減少療法、JAK2阻害薬等が使用されます。副作用は解説をご覧ください

骨髄増殖性腫瘍で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

病気に応じて、同種造血幹細胞移植や瀉血など、薬物療法以外の治療方法があります。

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