直接クームス試験で陽性の場合、原因はなんですか?
自己免疫性溶血性貧血、母児血液型不適合や血液型不適合輸血など、抗赤血球抗体が原因の溶血性貧血です。
「赤血球表面に結合しうる抗赤血球抗体の有無」を調べるのがクームス試験であり、溶血性貧血が疑われる場合は最初に行われます。
クームス試験には、直接または間接クームス試験があります。
直接クームス試験は赤血球表面に結合している抗体を検出するのに対し、間接クームス試験は血清中の抗赤血球抗体を検出するものです。
抗赤血球抗体には自己抗体と同種抗体があり、いずれもクームス陽性の溶血性貧血を起こす可能性があります。
自己抗体が原因となるのが自己免疫性溶血性貧血であり、同種抗体が原因となるのは母児血液型不適合や血液型不適合輸血による溶血です。
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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