去勢抵抗性前立腺がんに対する放射線治療を行っているときに、気をつけることはありますか?
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去勢抵抗性前立腺がんに対する放射線治療を行っているときに、気をつけることはありますか?
去勢抵抗性前立腺がんに対する放射線治療を行っているときに、気をつけることはありますか?
放射線治療の方法により注意点が異なり、皮膚や血液の変化などに気を付ける必要があります。
放射線治療中は、主に次のような点に気をつける必要があります。治療の方法によって、出やすい症状は異なります。
- だるさ(疲労感)
- 放射線をあてた部位の皮膚の赤みやヒリヒリ感
- 血液をつくる働きへの影響(貧血など)
ただし、前立腺がんの放射線治療には、体の外から放射線をあてる「外照射」と、放射線を出す薬を注射する「核医学治療」の2種類があり、それぞれ気をつける点が異なります。
外照射(体の外からあてる)
去勢抵抗性前立腺がんに対しては、症状をやわらげる目的などで使われることがあります。具体的には、骨への転移による痛みをやわらげる目的で行われることなどがあります。気をつけておくこととしては次のようなものがあります。
核医学治療(放射線を出す薬を注射する)
がん細胞に集まる性質をもつ薬に放射線を出す物質をくっつけることで、体の中からがんに放射線を届ける治療です。いわば、がんを目指して進む「放射線の運び屋」のような薬です。いくつかの薬剤があり、薬によって特徴が異なります。
ゾーフィゴⓇ(ラジウム-223)
カルシウムに似た性質をもち、骨の中でもがんが転移している場所に集まりやすい薬です。骨髄(血液を作る場所)への影響(貧血・血小板減少)は比較的軽めですが、定期的な血液検査で確認します。ザイティガⓇ(アビラテロン)というホルモン薬と同時に使うと骨折が増えるため、この組み合わせは避けます。
プルヴィクトⓇ(ルテチウム-177 PSMA)
前立腺がんの細胞の表面にある目印(PSMA)をめがけて集まる薬です。使う前に、この目印がどのくらいあるかを全身の画像で確かめる検査(PSMA-PET)を行い、治療の対象になるかを確認します。薬が唾液腺(つばをつくる場所)にも集まるため口の渇きが出やすく、ほかに疲労・吐き気・骨髄への影響がみられます。実施できる施設が限られ、放射線の管理のため入院して行います。
副作用の多くは、薬や治療の工夫でやわらげることができます。体の症状だけでなく、不安な気持ちも含めて、遠慮なく主治医や看護師に相談しましょう。
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東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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