肺胞蛋白症に関して、肺浸潤の症状について教えてください。
「肺浸潤」は肺胞蛋白症の画像所見として現れる異常で、病気の症状ではありません。
「肺浸潤」という言葉は、肺のX線検査やCT検査といった画像診断において、肺に炎症や水、細胞などがたまって影になっている状態を表す言葉です。これは医師が画像を見て判断する「所見」であり、患者さんが感じる「症状」とは異なります。
肺胞蛋白症の場合、胸部X線写真で「浸潤影」が認められることがあります。特に、両方の肺の中央から下にかけて、蝶が羽を広げたような形(bat-wing appearance)の浸潤影が見られることが報告されています。また、胸部CT検査では、すりガラスのような白い影(GGO)や、網の目状の影(crazy-paving pattern)が特徴的に見られます。
これらの画像上の異常は、肺胞にサーファクタント由来の物質が貯留していることを示唆していますが、患者さんが直接感じる症状ではありません。患者さんが感じる症状としては、息切れや咳などがあります。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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