肺胞蛋白症の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
感染予防を徹底し、喫煙や粉塵曝露を避け、酸素不足に注意して、できる範囲で運動しましょう。
肺胞蛋白症の患者さんは、肺の機能が低下しているため、日常生活でいくつか注意すべき点があります。
- 感染症予防: 肺胞マクロファージの働きが低下しているため、肺炎球菌や真菌(カビ)、特定の細菌などによる感染症にかかりやすく、重症化しやすい傾向があります。
- 手洗い、うがい、マスクの着用を心がけましょう。
- インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンの接種を検討しましょう。
- 酸素不足への注意: 症状のわりに体内の酸素濃度が低いことがあります。主治医と相談し、必要に応じて在宅酸素療法(HOT)の導入を検討しましょう。
- 喫煙・粉塵曝露の回避: 喫煙は病状を悪化させる可能性があり、治療効果が得られにくい場合もあるため、禁煙が非常に重要です。また、粉塵にさらされるような環境での作業は、病気の引き金になったり悪化させたりすることがあるため、配置転換などを検討しましょう。
- 適度な運動: 筋力の維持のため、無理のない範囲で運動を続けることがすすめられます。ただし、運動中に酸素飽和度が低下しないよう、十分注意してください。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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