肺胞蛋白症が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
運動時の息切れ、咳、だるさなど呼吸器症状や体調の変化があれば受診を検討しましょう。
肺胞蛋白症の初期には、症状がまったくないこともありますが、以下のような症状が続く場合や悪化する場合には、早めに医療機関を受診することを検討してください。
- 運動時の息切れ: 以前は平気だった程度の運動で、息苦しさを感じるようになった場合
- 咳: 乾いた咳や痰を伴う咳が続く場合
- 倦怠感や体重減少: 体がだるい、食欲がない、体重が減ってきたなどの全身症状がある場合
- 検診での異常: 健康診断で胸部X線写真に異常を指摘された場合
病気の重症度を測る指標(疾患重症度スコア:DSS)では、PaO2(動脈血酸素分圧)が70 Torr以上でも症状があれば「DSS 2」となり、治療方針を検討する目安となります。また、PaO2が60~70 Torrに低下した状態(DSS 3)では、対症療法や肺洗浄などが検討される段階です。気になる症状があれば、放置せずに医師に相談することが大切です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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