急性骨髄性白血病の抗がん剤治療に副作用はありますか?
急性骨髄性白血病の抗がん剤治療には、骨髄抑制、悪心、嘔吐、脱毛、肝障害などの副作用があります。
抗がん剤治療共通の副作用として、骨髄抑制(血球の減少)、悪心・嘔吐、下痢、脱毛、肝障害があります。
急性骨髄性白血病における重要な薬剤(キードラッグ)はアントラサイクリン系(イダマイシン、ダウノマイシンなど)と、シタラビンであり、特にアントラサイクリン系の蓄積性の心臓に対する毒性には注意が必要です。
シタラビン大量療法の際には、中枢神経症状や眼症状もみられることがあります。
地固め療法で使用されるビンカアルカロイド(ビンクリスチン、ビンデシン)は、神経障害の副作用が特徴的であり、重症便秘やイレウスにも注意が必要です。
メトトレキサートは、口内炎の頻度が高いことが知られています。
シクロフォスファミドは、出血性膀胱炎が現れます。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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