急性骨髄性白血病の場合、治療した時と治療しなかった時の予後はどうなりますか?
急性骨髄性白血病を治療しない場合、余命は数ヶ月程度ですが、治療した場合の5年生存率は20~40%です。
急性骨髄性白血病を治療しなかった場合の余命は、診断後、数週間から数ヶ月です。
一方で、治療した場合、再発せずに5年以上生存できる確率は20~40%程度です。特に若い患者さんでは、40~50%程度が5年以上生存できます(2023年報告)。
再発が起こるのは、通常5年以内であるため、5年を過ぎても再発がみられない場合は、治癒したとみなされることが多いです。
また、かつて白血病において最も予後が悪いとされていた急性前骨髄性白血病は、ATRAを用いた治療の奏効率がとても高いため、現在では、70%以上が治る比較的予後の良い疾患となっています。
このように、早期発見して適切な治療を行えば、予後は改善できますので、早めの病院受診をおすすめいたします。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
急性骨髄性白血病
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ