50代、60代、70代で急性骨髄性白血病になった場合、余命(生存率)はぞれぞれどのくらいですか?
50代は5年生存率約38%、60代は約8〜15%、70代は5%以下で、年齢が進むにつれ予後が悪化します。
急性骨髄性白血病の生存率は年齢によって大きく異なり、50代、60代、70代それぞれに特徴があります。
50代(41〜60歳)の場合、5年生存率は約38%とされ、治療を受けることで効果が顕著に現れます。特に化学療法や移植が生存率向上に寄与すると報告されています(2016年1月報告)。
60代(61〜70歳)では、5年生存率は約8〜15%に低下しますが、積極的な治療により中程度の改善が期待できます。ただし、細胞遺伝学的な高リスク因子がある患者さんでは、さらに生存率が低下する可能性があります。
一方で、70代以上の患者さんにおいては、5年生存率は5%以下と非常に低く、1年生存率も約28%にとどまります。治療関連の死亡率が高く、生存期間の中央値は4〜6ヶ月程度とされています(2010年11月報告)。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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