びまん性大細胞型B細胞リンパ腫に高齢者がなった場合、余命(生存率)はどのくらいですか?
低用量R-CHOP療法を受けた80歳以上のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫患者さんの2年生存率は59%です。
フランスのチームから80歳以上のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫患者さん(全病期)を対象に、低用量のR-CHOP療法6コースを実施した試験結果が報告されています。
150人が登録され、年齢の範囲は80~95歳でした。生存期間中央値は29ヶ月、2年生存率は59%でした(2011年5月報告)。
この試験から、低用量のR-CHOP療法は入院治療を必要とするような毒性の割合が低く、80歳超の患者さんに対しても治癒を望めることが明らかになっていますが、80歳以上の患者さんでは大規模な臨床試験の実施が困難であるため、至適な治療方針は未確立です。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ