胆道閉鎖症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

まず小児科を受診し、必要に応じて小児外科など専門医へ紹介されます。

胆道閉鎖症が疑われる場合は、まず小児科を受診し、早期に小児肝臓専門医や小児外科のある専門施設へ紹介されることが重要です。

胆道閉鎖症は、胆管(胆汁という脂肪の消化を助ける液を流す管)が閉塞する(ふさがる)乳児の病気で、生後数週から症状が現れます。特に生後2~3週間以降も続く黄疸(皮膚や白目が黄色くなる状態)、白色便(白っぽい便)、濃色尿(濃い色の尿)がみられる場合には注意が必要です。

最初の受診先は、通常小児科(子どもの病気を診る診療科)で、血液検査(ビリルビンという黄疸の原因となる物質や肝機能の検査)や腹部超音波検査(お腹の臓器を画像で調べる検査)などが行われます。

胆道閉鎖症が疑われた場合は、小児消化器・肝臓専門医(子どもの肝臓の病気を専門とする医師)や小児外科のある専門施設へ早急に紹介されます。専門施設では、胆道シンチグラフィー(胆汁の流れを調べる検査)、肝生検(肝臓の組織を調べる検査)、術中胆道造影(手術中に細い管を胆管に入れて造影剤を流し、X線で通りを確認する検査)などで診断を進めます。

胆道閉鎖症では葛西手術(胆汁の通り道を作る手術)を早期に行うほど治療成績がよく、一般的に生後60日頃までの手術が望ましいとされています。そのため、長引く黄疸の乳児は速やかに専門施設へ紹介することがガイドラインでも推奨されています。

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宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

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