胆道閉鎖症のセルフチェックはできますか?

解説欄をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

胆道閉鎖症は、家庭で確定診断できるセルフチェックはありませんが、便の色や黄疸の持続を確認することで早期発見の手がかりになります。

胆道閉鎖症は、胆管(胆汁という脂肪の消化を助ける液を流す管)が閉塞する(ふさがる)乳児の病気で、確定診断には血液検査(ビリルビンという黄疸の原因となる物質の検査)、超音波検査(体の内部を画像で調べる検査)、胆道造影(胆管の通りを調べる検査)など医療機関での専門的検査が必要です。そのため家庭で病気を確定するセルフチェックはできません。

しかし、保護者が気づける重要なサインがあります。特に便の色は重要で、胆汁の色素が腸へ届かないと白色便(白や灰色の便)になります。また、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる状態)が生後2~3週間を過ぎても続く場合や、濃色尿(濃い黄色や茶色の尿)も注意すべきサインです。日本では母子健康手帳に便色カード(便の色を比較する表)が掲載されており、家庭で異常に気づく手助けになります。

ただし、これらの症状は母乳性黄疸(母乳による一時的な黄疸)など、他の病気でもみられるため、家庭で判断することはできません。胆道閉鎖症では生後45~60日頃までの葛西手術(胆汁の通り道を作る手術)が予後(将来の健康状態)を大きく左右するため、異常に気づいた場合は速やかに小児科へ相談することが重要です。

また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、胆道閉鎖症などの可能性がある症状かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。

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宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

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