胆道閉鎖症が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?

生後2週間以上続く黄疸や白色便があれば早めに小児科を受診します。

生後2週間を過ぎても黄疸が続く場合や白色便が見られる場合は、胆道閉鎖症の可能性があるため、早めに小児科を受診することが重要です。

胆道閉鎖症は、胆管(胆汁という脂肪の消化を助ける液を流す管)が閉塞して胆汁が腸へ流れなくなる病気で、早期診断と早期治療が非常に重要です。受診の目安として最も重要なのは黄疸(皮膚や白目が黄色くなる状態)が生後2週間を過ぎても続くことです。通常の生理的黄疸(新生児に一時的にみられる黄疸)は多くの場合2週間ほどで改善しますが、それ以降も続く場合は胆道閉鎖症などの病気を疑います。

また、白色便(白や灰色の便)は胆道閉鎖症の重要なサインです。胆汁の色素(便の色をつける成分)が腸に届かないため便の色が薄くなります。さらに濃色尿(濃い黄色や茶色の尿)、肝腫大(肝臓が大きくなること)、体重増加不良(体重が増えにくいこと)などがみられる場合も早めの受診が必要です。

胆道閉鎖症では葛西手術(胆汁の通り道を作る手術)をできるだけ早く行うことが重要で、一般的に生後60日頃までの手術が望ましいとされています。ガイドラインでは、生後2週間以降も続く黄疸や白色便があれば24~48時間以内の評価が推奨されています。

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宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

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