間質性肺炎・肺線維症に効く食べ物や改善につながる食事メニューはありますか?
改善に繋がる特定のメニューはありませんが、毎日3食のバランスの良い食事を心掛けることが大切です。
一部の食材が間質性肺炎・肺線維症に良い、あるいは悪いという情報は、科学的根拠に基づいたものではありません。
インターネット上には、さまざまな情報が流布されていますが、自己判断で食事療法を行うことは避けましょう。
間質性肺炎・肺線維症の患者さんの食事療法で考慮すべき点はいくつか挙げられます。
- 食後の姿勢:
食後すぐに横になると誤嚥のリスクが高まるため、食後しばらくは上体を起こした姿勢を保つことが重要です。
- 口腔ケア:
誤嚥性肺炎を予防するために、口の中の衛生状態を保つことも大切です。
- 栄養バランス:
間質性肺炎は、体重減少や低栄養を招く可能性があるため、バランスの取れた食事を心がけ、必要な栄養素を十分に摂取することが重要です。
- 胃食道逆流症 (GERD) への配慮:
GERDは間質性肺炎の予後を悪化させる可能性があるため、GERDを悪化させない食事を心がける必要があります。
食事療法は、患者さんの病状や体質、生活習慣によって異なってきます。
具体的な食事内容については、必ず医師や栄養士に相談し、個別の状況に合わせた食事指導を受けるようにしてください。
公開日:
最終更新日:
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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