染色体異常には初期症状はありますか?
染色体異常では、一定の明確な初期症状はなく、出生前後のサインや成長の遅れなどが手がかりになります。
染色体異常には、特定の初期症状が必ず現れるわけではありません。染色体異常では特定の初期症状が必ず現れるわけではありませんが、妊娠中や出生直後からいくつかのサインがみられることがあります。
妊娠中には、超音波検査(エコー)で確認される頸部浮腫(首の後ろのむくみ)や心臓・腎臓などの形の異常、母体血清マーカー(血液中の指標:hCGやPAPP-Aなど)の異常が手がかりになります。また、流産(妊娠初期に赤ちゃんが育たなくなること)や死産の原因として染色体異常が関与することもあります。
出生後は、筋緊張低下(体の力が弱い)、哺乳不良(うまく飲めない)、呼吸の不安定さ、体重増加不良などがみられ、顔立ちや手足の形などの特徴や心疾患(心臓の病気)などの先天異常から気づかれることがあります。さらに乳幼児期には発達の遅れ(座る・歩く・言葉)や対人反応の遅れが手がかりとなります。
一方で、ターナー症候群やクラインフェルター症候群のように、思春期まで目立たない場合もあります。診断には遺伝学的検査が必要です。
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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