LOH症候群になると、どのような症状が現れますか?
性機能の低下(性欲や朝立ちの減少)、気分の落ち込み、疲れやすさ、筋力低下など、心身に多様に現れます。
LOH症候群では、性欲の減退や朝立ちの減少(性機能)、やる気の低下やイライラ(精神)、そして、筋肉量の減少や強い疲労感(身体)といった症状が代表的です。これらは「性機能」「精神」「身体」の3つの側面が重なり合って現れるのが特徴です。
具体的には、まず性機能面で「性欲が湧かない」「以前より朝立ちの回数が減った」といった変化が、低テストステロンを疑う重要なサインとなります。精神面では、集中力の低下、不眠、気分の落ち込みなど、うつ病と見分けがつかないような不調が見られます。身体面では、お腹周りに脂肪がつきやすくなる(内臓脂肪の増加)ほか、筋力や骨密度の低下が生じます。
これらの不調は「加齢による単なる衰え」と見過ごされがちですが、実は体内のホルモンバランスの乱れが根本的な原因である可能性があります。ただし、これらの症状はうつ病や睡眠時無呼吸症候群、甲状腺の病気などでも共通して現れるため、症状だけで判断することはできません。
正確な診断には、ホルモン値が一日で最も高くなる「午前中の空腹時の血液検査」と、丁寧な問診を組み合わせる必要があります。早期に気づき、生活習慣の改善や適切な治療を行うことで、心身の活力を維持することに繋がります。
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福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
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