成長痛が片足だけに出ることはある?足首にも出る?何科に行く?

監修医師谷河 翠小児科 / 宮城県立こども病院

成長痛について、特に知りたいことは何ですか?

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成長痛が片足だけに出ることはありますか?

片足の筋肉に負荷が集中した場合、片足に成長痛が出ることはありますが、両足に痛みが出るのが一般的です。

成長痛は、通常は両足に出ますが、片足だけに出ることもあります。ただし、片足だけに痛みが続くのは、成長痛としては非典型的であり、より慎重な評価が必要です。

成長痛は一過性の下肢痛であり、筋肉や腱の疲労、骨格や柔軟性の差、心理的要因などが関与して起こると考えられています。通常は両側の、膝、ふくらはぎ、太ももなどの筋肉に痛みが生じます。

左右の筋肉や関節の使い方、疲労の度合いによっては、片足だけに痛みが出ることがあります。例えば、日中の遊びや運動で、右足に負荷が集中した場合、その夜だけ、右足に痛みを感じることがあります。また、子どもは左右の筋力や柔軟性が完全に均等ではないため、疲労や張りが片側に出やすくなることも、理由として考えられます。

ときには、痛みが一回の発作ごとに、片足ずつ交互に現れることもあるため、子どもは一度に片方の足の痛みだけを訴えるかもしれません。その場合、数日または数週間経つと両足が痛くなる、ということがあります。

このように、片足に痛みが出ること自体は、成長痛としてあり得る現象ですが、成長痛としてはそれほど一般的ではありません。「痛みは夜のみで朝には消失する」などの特徴を満たす場合、より成長痛が疑われますが、痛みの強さや、ずっと片側性かどうか、その他の症状の有無などに注意することが大切です。

片足だけに痛みが続く、関節の腫れや赤み、発熱を伴う、歩行に支障がある場合などは、他の病気の可能性があるため、病院を受診する必要があります。

成長痛が足首に出ることはありますか?

成長痛は足首に出ることもありますが、膝やふくらはぎほど多くはありません。

成長痛は足首に出ることもありますが、膝やふくらはぎほど多くはありません。

成長痛は、主に3〜12歳の子どもが、夕方から夜間にかけて足に訴える痛みを指します。原因としては、足の筋肉や腱の疲労、骨格の柔軟性の差、心理的要因などが関与して起こると考えられています。

典型的には膝の後ろや周囲、ふくらはぎ、すね、太ももの前面に出ることが多いです。これらの部位ほど頻繁ではないですが、足首や足の甲に痛みを訴えることもあります。特に、日中に跳んだり走ったりして、足首周囲の筋肉や腱に負担がかかった場合に、夜間に痛みが出ることがあります。

また、足首に痛みが出やすい子どもの特徴に、扁平足があります。扁平足では、足裏のアーチ(土踏まず)が低下または消失しており、足への正常な体重配分が妨げられて不安定になるほか、生まれつき足の靭帯が緩いことが多く、子どもが動いたり走ったりするときに、筋肉や腱に過度の負荷がかかり、足首やふくらはぎに、痛みや疲労が生じやすいという特徴があります。

足首に痛みが出ても、典型的な夜間の一過性の痛みであれば、成長痛の範囲内ですが、症状の程度や付随症状に注意することが大切です。足首の痛みが腫れ、発赤、熱感を伴う、片側だけに強い、歩行が困難である、発熱を伴うなどの場合は、成長痛ではなく、捻挫や関節炎、感染症などの可能性があるため、小児科や小児整形外科で評価を受ける必要があります。

成長痛が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

成長痛が疑われ、受診を希望される場合、まず小児科の受診がおすすめです。

成長痛が疑われる場合は、小児科を受診しましょう。

成長痛は病気ではなく、一過性の下肢痛であり、多くは自然に軽快しますが、他の疾患との区別は大切です。

成長痛のほとんどは、問診と診察によって診断ができることが多く、通常は詳細な検査を必要としません。しかし、片側だけに強く出る、日中も続く、関節の腫れや熱感、発熱や跛行(足を引きずる)があるといった場合には、関節炎、感染症、外傷、骨腫瘍などの可能性があります。そのため、最初に全身を幅広く診てくれる小児科を受診するのがよいでしょう。小児科では必要に応じて、血液検査やX線検査を行い、成長痛と区別すべき疾患がないかを確認します。

症状が非典型的であったり、持続的であったり、その他の筋骨格系の問題 (関節の問題、足を引きずる、身体検査の異常など) が懸念される場合は、関節や骨の病気を疑い、小児科から小児整形外科へ紹介されることがあります。小児整形外科では、骨や関節、筋肉の専門的な診察や画像評価が可能です。また、リウマチ性疾患が疑われる場合は、小児リウマチ科を紹介されることもあります。

夜間だけの痛みで日中は元気に過ごしている典型的なケースでは、自宅で様子をみたり、かかりつけの小児科で相談をする程度で十分ですが、気になる症状があるときや医師が必要と判断した場合には、整形外科や専門診療科につながっていきます。保護者としては「まず小児科、その後専門科へ」という流れを意識しておくと安心です。

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