成長痛が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

成長痛が疑われ、受診を希望される場合、まず小児科の受診がおすすめです。

解説

成長痛が疑われる場合は、小児科を受診しましょう。

成長痛は病気ではなく、一過性の下肢痛であり、多くは自然に軽快しますが、他の疾患との区別は大切です。

成長痛のほとんどは、問診と診察によって診断ができることが多く、通常は詳細な検査を必要としません。しかし、片側だけに強く出る、日中も続く、関節の腫れや熱感、発熱や跛行(足を引きずる)があるといった場合には、関節炎、感染症、外傷、骨腫瘍などの可能性があります。そのため、最初に全身を幅広く診てくれる小児科を受診するのがよいでしょう。小児科では必要に応じて、血液検査やX線検査を行い、成長痛と区別すべき疾患がないかを確認します。

症状が非典型的であったり、持続的であったり、その他の筋骨格系の問題 (関節の問題、足を引きずる、身体検査の異常など) が懸念される場合は、関節や骨の病気を疑い、小児科から小児整形外科へ紹介されることがあります。小児整形外科では、骨や関節、筋肉の専門的な診察や画像評価が可能です。また、リウマチ性疾患が疑われる場合は、小児リウマチ科を紹介されることもあります。

夜間だけの痛みで日中は元気に過ごしている典型的なケースでは、自宅で様子をみたり、かかりつけの小児科で相談をする程度で十分ですが、気になる症状があるときや医師が必要と判断した場合には、整形外科や専門診療科につながっていきます。保護者としては「まず小児科、その後専門科へ」という流れを意識しておくと安心です。

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公開日

最終更新日

宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

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