成長痛は膝に出やすいのですか?
成長痛は膝によく現れます。
はい、成長痛は膝によく現れます。成長痛は病気ではなく、主に3〜12歳の子どもが夜に足の痛みを訴える一過性の症状です。原因は明らかではありませんが、足の筋肉や腱の疲労、骨格の柔軟性の違い、痛みを感じる閾値の低下、心理的要因などが関与すると考えられています。
成長痛を経験する子どもにとって、膝は最も痛みを感じる部位として報告されることが多いです。その理由として、膝周辺は体重を支える関節であり、日中の歩行や走る動作で負荷がかかりやすいためと考えられます。
最近の研究によると、成長痛のある子どもの約64%が、午後遅く、または夕方に膝の痛みを訴えていることがわかりました。痛みの特徴としては、膝関節そのものではなく、膝周囲の筋肉や腱に多く現れることが一般的です。特に、膝の後ろや周囲に痛みを訴えることが多いと報告されています。
膝の痛みは成長痛として一般的であり、「両側の膝に夜だけ痛みを繰り返すけれど朝は元気」というパターンなら、成長痛が強く疑われます。一方で、片側の膝だけに強い痛みが出る場合、痛みが日中も続く場合、膝関節の腫れ・発赤・熱感を伴う場合や、発熱がある場合、歩行に支障がある場合は、成長痛ではなく関節炎や骨の病気が隠れている可能性があるため、小児科や小児整形外科での評価が必要です。
なお、成長痛は、膝だけでなく、ふくらはぎや太ももなどにも起こります。


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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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