成長痛で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
成長痛で薬が効かない場合は、無理に薬を増やさず、家庭でのケアと医師相談が基本です。
薬が効かない成長痛には、心理的な安心と、マッサージやストレッチなどのケアが効果的である可能性があります。強い痛みや持続する痛みは、医師に相談しましょう。
成長痛は病気ではなく、自然に軽快する一過性の症状です。そのため前提として、治療に薬は必須ではありません。必要に応じて鎮痛薬(アセトアミノフェンやイブプロフェン)が処方されることはありますが、薬でも完全に痛みが消えないことがあります。この場合でも、焦って薬の量を増やすことは危険で、副作用のリスクがあります。
薬が効かない場合の対応としては、以下が推奨されます。
- マッサージやストレッチ:軽く筋肉をさすったり、寝る前に簡単なストレッチを行うと筋肉の緊張がほぐれます。
- 温める:蒸しタオルやお風呂で、痛む部位を温めると、血流が改善し、痛みが和らぐことがあります。
- 安心させる声かけ:痛みの訴えを否定せず、「大丈夫、すぐ治るよ」と声をかけて安心させます。心理的サポートは痛みの軽減に効果があります。
- 生活環境の工夫:激しい運動を控えたり、就寝前のリラックスタイムを確保するなど、筋肉疲労を減らす工夫が有効です。
なお、薬が効かない痛みが、夜間だけでなく日中も続く、片側だけや一部分のみが強い、関節の腫れや熱感、発熱やだるさを伴う、歩行に支障がある場合は、成長痛ではない別の疾患の可能性があるため、小児科や小児整形外科の受診が必要です。医師が痛みの原因を評価したうえで、必要に応じた検査や適切な治療が行われます。


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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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