成長痛のセルフチェックはできますか？

成長痛は、特徴的な症状から、家庭でセルフチェックできます。

成長痛には、いくつか典型的な特徴があり、保護者が自宅で観察することで「成長痛らしいかどうか」をある程度見分けることが可能です。以下のチェック項目を参考にしてください。

成長痛セルフチェック

• 痛みは 夕方から夜間、就寝中に出る
• 痛みは 数分〜数時間で自然に軽快する
• 痛む部位は、膝の周囲、すね、ふくらはぎ、太ももなどで、両足に出ることが多い
• 痛む部位は、関節そのものより筋肉である
• 関節の腫れ・赤み・熱感は伴わない
• 発熱や発疹、全身のだるさ、食欲不振などはない
• 朝になると 痛みは消えて元気に動ける
• 運動や歩行に 日中の支障はない

これらが当てはまれば、成長痛の可能性が高く、家庭でのケア（マッサージ、温め、安心させる対応）で十分です。

一方で、次のような場合は、成長痛ではない可能性があるため受診が必要です。

• 日中も続く痛み
• 片側だけや特定の部位に限局した強い痛み
• 関節の腫れ、赤み、熱感がある
• 発熱や元気のなさを伴う
• 歩行に支障がある

「夜だけ足の痛みを繰り返すけれど朝は元気」というパターンなら、成長痛が疑われますが、それ以外の症状がある場合は、小児科を受診してください。

また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、成長痛かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。