成長痛が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?

成長痛に典型的な「夜のみに生じる両足の痛み」以外の症状がみられる場合、病院を受診する必要があります。

解説

成長痛が疑われる場合、典型的な症状(夜に生じる両足の痛み)であれば、経過観察でよく、非典型的な症状がみられる場合には、受診が必要です。

成長痛は典型例であれば、心配のいらない一過性の痛みですが、同じ「足の痛み」の裏に他の病気が隠れていることもあります。そのため、以下のような症状がある場合は、小児科などを受診してください。

  • 日中も痛みが続く:通常、成長痛は夜間のみで、翌朝には元気に活動できます。朝になっても痛みが残る場合や、日中の活動に支障をきたす場合は要注意です。
  • 片側の足に限局した強い痛み:成長痛は両側性のことが多く、片側のみの強い痛みは、別の病気を示す可能性があります。
  • 繰り返し同じ部位が強く痛む:局所的な異常を確認する必要があります。
  • 関節の腫れ・赤み・熱感がある:成長痛は通常関節ではなく、筋肉に生じます。関節に所見が見られる場合、炎症性関節炎や感染が疑われます。
  • 発熱、発疹、食欲不振、全身のだるさ、体重減少などを伴う:感染症や血液疾患の可能性があります。
  • 歩き方がおかしい、足を引きずる:痛みのために動作に支障があるのは、成長痛としては非典型です。

上記のような非典型的な症状がみられる場合には、成長痛以外の原因を除外するために、医師の診察を受けることがすすめられます。逆に、典型的な成長痛(夕方から夜だけ、両足に出やすい、朝には元気、腫れや発熱なし)であれば、家庭でマッサージや温めで対応しながら、経過を見ても構いません。

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公開日

最終更新日

宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

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