POLA-R-CHP療法について教えてください。
POLA-R-CHP療法は、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)などの非ホジキンリンパ腫に対する治療法です。
POLA-R-CHP療法は、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)などの非ホジキンリンパ腫に対する治療法です。
現在、R-CHOP療法がDLBCLの標準治療と言われています。この治療法により多くの患者さんが治癒しますが、約10%の患者さんは完全に治らず、さらに30~40%の患者さんは再発や難治性となり、生命に関わることがあります。
このため、R-CHOP療法の限界を克服するための新しい治療法のひとつとしてPOLA(ポラツズマブ・ベドチン)を併用したR-CHOP療法が行われるようになりました。
従来のR-CHOP療法と、POLAを併用したPOLA-R-CHP療法の比較研究によると、全生存率には大きな差はありませんでしたが、病気の進行を抑える効果ではPOLA-R-CHP療法のほうが優れていることが示されています。
そのことからDLBCLに対して、POLA-R-CHP療法が今後の標準的な初回治療となる可能性が期待されています。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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