膀胱(ぼうこう)の痛みがある
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2023/07/26
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膀胱(ぼうこう)の痛みがあるという症状について「ユビー」でわかること
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「膀胱(ぼうこう)の痛みがある」はどんな症状ですか?
膀胱(ぼうこう)の痛みがあるとは
「膀胱(ぼうこう)の痛みがある」に関連する主の病気には、頻尿症、間質性膀胱炎などがあります。
「膀胱(ぼうこう)の痛みがある」に関連する症状はありますか?
「膀胱(ぼうこう)の痛みがある」のQ&A
- A.
セルフチェックできる場合があります。
解説以下に当てはまる場合は、間質性膀胱炎/膀胱痛症候群(IC/BPS)などの病気の可能性があります。
- 尿がたまると下腹部(膀胱のあたり)が痛む
- 尿を出すと下腹部(膀胱のあたり)が痛む症状がよくなる
- 下腹部(膀胱のあたり)を押すと痛む
- 尿を我慢しすぎると血尿が出る
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、間質性膀胱炎/膀胱痛症候群(IC/BPS)かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。
膀胱のあたりが痛くなる病気は、ほかにもあります。気になる場合は、「膀胱が痛い場合、原因や考えられる病気には何がありますか?」もご参照ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る間質性膀胱炎・膀胱痛症候群診療ガイドライン. リッチヒルメディカル,2019.
Ruetten H et al. Genomics and Histopathology in Interstitial Cystitis/Bladder Pain Syndrome. Neurourol Urodyn. 2025, Online ahead of print, nau.70117.. - A.
下腹部の膀胱付近に感じる痛みや不快感で、この痛みは強い尿意や頻尿として感じられることもあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る「膀胱が痛い」という症状には、以下のような特徴があります。
痛みの感じ方
- 痛みの場所:下腹部(恥骨上部)の痛み、圧迫感、不快感
- 痛みの種類:鈍痛から刺すような痛みまでさまざま
痛みのタイミング
- 排尿時の痛み:排尿開始時、排尿中、排尿終末時など
- 蓄尿時の痛み:膀胱に尿が溜まるにつれて増強し、排尿後に軽快する
- 持続的な痛み:排尿と関係なく痛みが続く
随伴症状
膀胱に痛みがある時は、以下のような症状を伴うことがあります。
- 頻尿:少量の尿でも強い尿意を感じる
- 尿意切迫感:急に強い尿意を感じ、我慢が困難なこともある
- 残尿感:排尿後もすっきりしない感じ
- 血尿:尿に血液が混じり、肉眼的に尿の色が変わることもある
実際に膀胱に痛みの原因がある際は、痛みが「強い尿意」として感じられることがあります。これは膀胱の痛覚を伝える神経(C線維など)が尿意と密接に関連しているためです。そのため、単純な「痛み」として認識されないことも多く、「トイレが近い」「下腹部の違和感」として表現されることがあります。
- A.
膀胱に筋肉痛のような痛みがある場合、膀胱やその周囲に病気がある可能性があります。
解説膀胱に筋肉痛のような痛みは、膀胱自体やその周辺の臓器の病気が原因で起こることがあります。まれなケースですが、原因を特定することが大切です。具体的には下記のような病気があります。
膀胱の病気
膀胱周囲の病気
実際に膀胱への痛み刺激が加わると、脳で尿意に変換されることが多いため、膀胱に筋肉痛のような痛みがある場合は、その他に症状がないか気づくことも重要です。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る間質性膀胱炎・膀胱痛症候群診療ガイドライン. リッチヒルメディカル,2019.
Ruetten H et al. Genomics and Histopathology in Interstitial Cystitis/Bladder Pain Syndrome. Neurourol Urodyn. 2025, Online ahead of print, nau.70117.. - A.
急性膀胱炎、膀胱結石、間質性膀胱炎などの病気や、生活習慣が原因として考えられます。
解説膀胱のチクチクした痛みは、膀胱や尿道の粘膜の炎症や刺激などによって生じることが多い症状です。以下のような病気や生活習慣が原因になる可能性があります。
原因となる病気
症状を悪化させる生活習慣や要因
- 刺激物の摂取(コーヒー、アルコール、香辛料、酸性食品など)
- 精神的ストレス
- 冷え
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る間質性膀胱炎・膀胱痛症候群診療ガイドライン. リッチヒルメディカル,2019.
Ruetten H et al. Genomics and Histopathology in Interstitial Cystitis/Bladder Pain Syndrome. Neurourol Urodyn. 2025, Online ahead of print, nau.70117.. - A.
前立腺炎、間質性膀胱炎/膀胱痛症候群、急性膀胱炎、尿閉などが原因として考えられます。
解説男性で膀胱のあたりに痛みを感じる場合、膀胱の病気だけでなく、女性とは異なり、前立腺に関連する病気として、以下のような病気が考えられます。
- 急性前立腺炎
- 慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群(CP/CPPS)
- 急性膀胱炎
- 尿路結石
- 間質性膀胱炎/膀胱痛症候群(IC/BPS)
- 膀胱がん
- 消化器の病気:虫垂炎、憩室炎、過敏性腸症候群、便秘、消化器系の悪性腫瘍など
下腹部の痛みに関しては、「下腹部の痛み」もご参照ください。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る間質性膀胱炎・膀胱痛症候群診療ガイドライン. リッチヒルメディカル,2019.
Ruetten H et al. Genomics and Histopathology in Interstitial Cystitis/Bladder Pain Syndrome. Neurourol Urodyn. 2025, Online ahead of print, nau.70117.. - A.
急性膀胱炎や尿道炎、膀胱結石、前立腺炎などが考えられます。
解説排尿後に膀胱がツーンとした特徴的な痛みを感じる場合、排尿に関係しているため、下記のような泌尿器の病気が考えられます。
症状が2週間以上続く場合や、日常生活に支障がある場合、排尿症状を伴う場合は、泌尿器科を受診してください。特に、発熱、血尿、激しい痛みがある場合は、早めに受診しましょう。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る間質性膀胱炎・膀胱痛症候群診療ガイドライン. リッチヒルメディカル,2019.
Ruetten H et al. Genomics and Histopathology in Interstitial Cystitis/Bladder Pain Syndrome. Neurourol Urodyn. 2025, Online ahead of print, nau.70117.. - A.
急性膀胱炎、尿閉、間質性膀胱炎/膀胱痛症候群などの泌尿器の病気や、婦人科の病気などがあります。
解説女性で膀胱のあたりが痛い場合、膀胱の病気だけでなく、子宮など婦人科系の病気、消化器系の病気も考えられます。
泌尿器科の病気
- 急性膀胱炎
- 尿路結石
- 間質性膀胱炎/膀胱痛症候群(IC/BPS)
- 膀胱がん
- 尿閉
婦人科の病気
消化器系の病気
女性の下腹部の痛みに関しては、「女性で下腹部が痛む場合、どのようなことが原因として考えられますか?」もご参照ください。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る間質性膀胱炎・膀胱痛症候群診療ガイドライン. リッチヒルメディカル,2019.
Ruetten H et al. Genomics and Histopathology in Interstitial Cystitis/Bladder Pain Syndrome. Neurourol Urodyn. 2025, Online ahead of print, nau.70117.. - A.
尿閉や膀胱結石など膀胱の病気だけでなく、消化器系や婦人科系の病気の可能性もあります。
解説下腹部を押したときに痛みがある場合は、下記のように膀胱に関係する泌尿器科の病気や、消化器の病気や婦人科の病気などの可能性があります。
泌尿器系の病気
- 尿閉
- 急性膀胱炎
- 膀胱結石
- 間質性膀胱炎/膀胱痛症候群(IC/BPS)
- 膀胱腫瘍
- 放射線性膀胱炎
消化管の病気
婦人科の病気
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る間質性膀胱炎・膀胱痛症候群診療ガイドライン. リッチヒルメディカル,2019.
Ruetten H et al. Genomics and Histopathology in Interstitial Cystitis/Bladder Pain Syndrome. Neurourol Urodyn. 2025, Online ahead of print, nau.70117.. - A.
「膀胱が痛い」という症状は、痛みが生じるタイミングによって原因となる病気が異なります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る「膀胱が痛い」という症状は、痛みが生じるタイミングによって、以下のように分類できます。なお、実際の膀胱への痛み刺激は、しばしば脳で変換されて頻尿として自覚されることも多いです。
排尿時に痛くなる場合
- 急性膀胱炎:最も頻度が高く、排尿終末時の痛みや頻尿、残尿感を伴うことが多い
- 尿道炎:排尿開始時の痛みや尿道分泌物を伴うことが多い
- 尿路結石:結石が膀胱の出口や尿道に詰まった場合など
尿がたまった時に痛くなる場合
- 間質性膀胱炎/膀胱痛症候群(IC/BPS):膀胱が膨らんだ時の痛みや不快感が特徴的で、排尿により軽快します。痛みを避けるため頻回に排尿することが多いです
- 膀胱腫瘍:進行した場合
排尿時も尿がたまった時も痛くなる場合
- 慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群(CP/CPPS)(男性):会陰部や下腹部の持続的な痛みがあり、排尿と関連して痛くなることもある
排尿と関係なく痛い場合
- A.
原因により異なりますが、慢性的に痛い場合は、薬物療法や手術が行われることがあります。
解説膀胱の痛みの治療は、まず原因を特定することが重要です。間質性膀胱炎/ 膀胱痛症候群(IC/BPS)のような慢性疾患では、以下のような治療方法があります。
保存的治療
- ストレス管理(リラクゼーション法、認知行動療法)
- 食事療法(コーヒー、紅茶、チョコレート、アルコール、トマト、柑橘類、香辛料、ビタミンCなど膀胱に刺激になるものを避け、十分な水分摂取を行う)
- 骨盤底筋理学療法(専門家による筋緊張の緩和)
- 膀胱訓練(排尿記録をつけつつ、排尿間隔を計画的に延長する)
薬物療法
- 経口薬:膀胱保護薬、鎮痛薬、抗コリン薬など
- 膀胱内注入療法:ジムソ(DMSO: ジメチルスルホキシド)など
処置・手術
- 膀胱水圧拡張術、ハンナ病変の切除
- 神経刺激療法(仙骨神経刺激など)
- 重症例では膀胱全摘除術などの外科手術も検討されることがあります。
IC/BPSは、まだ病態の全貌が解明されておらず、確固たる予防方法はありません。
膀胱に痛みを起こす可能性のある膀胱炎に関しては、治療法や予防方法があります。- 膀胱炎の治療に関しては「膀胱炎の場合、主にどのような治療をしますか?」をご参照ください。
- 細菌性の膀胱炎など膀胱炎の予防方法は「膀胱炎は予防できますか?」をご参照ください。
- 同様に下腹部の痛みの治療や予防方法は「下腹部の痛み」をご参照ください。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る間質性膀胱炎・膀胱痛症候群診療ガイドライン. リッチヒルメディカル,2019.
Ruetten H et al. Genomics and Histopathology in Interstitial Cystitis/Bladder Pain Syndrome. Neurourol Urodyn. 2025, Online ahead of print, nau.70117..
Buford K et al. Global Consensus on Interstitial Cystitis/Bladder Pain Syndrome: An Update on Therapeutic Treatments. Neurourol Urodyn. 2025, Online ahead of print, nau.70106. - A.
泌尿器科を受診しましょう。
解説下記のような場合は、泌尿器科を受診しましょう。
膀胱が痛い場合の原因は複数あります。そのため、泌尿器科で治療できない病気が原因のこともあります。痛みが尿と関係ない場合などは、消化器内科や消化器外科、婦人科も検討しましょう。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る間質性膀胱炎・膀胱痛症候群診療ガイドライン. リッチヒルメディカル,2019.
Ruetten H et al. Genomics and Histopathology in Interstitial Cystitis/Bladder Pain Syndrome. Neurourol Urodyn. 2025, Online ahead of print, nau.70117..
膀胱(ぼうこう)の痛みがあるという症状はどんな病気に関連しますか?
膀胱(ぼうこう)の痛みがあるという症状に関連する他の症状をチェック
膀胱(ぼうこう)の痛みがあるという症状について、医師からのよくある質問
- 特定のパートナー以外との性交渉がここ1ヶ月以内にありますか?
- 尿が出しづらく、いきむことがありますか?
- 排尿するときに、焼けるような感じや痛みを伴い、尿の量も少ないような状態ですか?
- 体温は37.5℃以上ですか?
監修医師
診療科・専門領域
- 泌尿器科