コクシジオイデス
監修医師折茂 圭介呼吸器内科
- 更新日
- 2026/05/26
- 公開日
- 2020/09/03
コクシジオイデス症とは
「コクシジオイデス症」とはどのような病気ですか?
コクシジオイデス症は、真菌感染による感染症で、主にアメリカ南西部で発生し、風邪に似た症状を呈します。
コクシジオイデス症(Coccidioidomycosis)は、土壌中に存在する真菌(カビ)のひとつであるコクシジオイデス(Coccidioides immitisまたはCoccidioides posadasii)に感染することによって引き起こされる感染症です。
主にアメリカ合衆国南西部(特にカリフォルニア州およびアリゾナ州)の乾燥地帯で発生し、日本ではほとんどすべての方に流行地域への渡航歴がある感染症です。この地域の土壌に含まれる真菌の胞子が風によって空中に舞い上がり、それを吸い込むことで感染します。
感染した人の約60%は無症状で経過しますが、残りの40%は風邪やインフルエンザのような症状を呈します。咳、発熱、胸痛、疲労感などの症状が現れます。重症化すると、肺炎を引き起こし、血流に乗って全身に広がることもあります。
特に免疫力が低下している人や妊娠中の女性では、重症化のリスクが高まります。
診断は、血液検査、画像検査(X線やCT)、および真菌培養によって行われます。
治療は通常、抗真菌薬(フルコナゾールやイトラコナゾールなど)を使用します。重症例では、アムホテリシンBという抗真菌薬が使用されることがあります。感染症法では、四類感染症に定められており、診断した医師は直ちに最寄の保健所へ届け出ることが義務づけられています。
コクシジオイデス症の症状
コクシジオイデス症の末期症状はどのようなものがありますか?
感染が全身に波及し、意識障害や多臓器不全など、命に関わる重篤な症状が現れることがあります。
コクシジオイデス症の末期症状としては、感染が全身に波及し、意識障害や多臓器不全など、命に関わる重篤な症状が現れることがあります。
コクシジオイデス症は、Coccidioides属の真菌(カビ)が原因の感染症で、通常は肺に感染し発熱、咳、倦怠感といった風邪に似た症状を呈します。
しかし、免疫力が低下している方や適切な治療を受けず放置した場合、感染が全身に広がり、播種性コクシジオイデス症に進展することがあります。
末期の状態では、以下のような症状がみられることがあります。
髄膜炎
- 強い頭痛
- 悪心・嘔吐
- 意識障害
- けいれん
中枢神経障害
- 意識混濁
- 精神状態の変化
- 歩行障害
- 昏睡
重度の呼吸不全
心不全やショック状態
- 感染が心臓に波及すると心機能低下をきたすことも
骨や関節への波及
- 背骨や大関節に病変が生じ、強い痛み
- 運動障害
肝不全
眼・皮膚・心臓・腎臓などへの播種
- 失明
- 皮膚潰瘍
- 多臓器不全
これらの症状は、治療が遅れた場合や免疫抑制状態の患者さんで特に重篤化しやすく、生命に関わる可能性が非常に高いため、早期診断と治療が極めて重要です。
末期症状が疑われる場合は、感染症専門医や呼吸器内科、脳神経内科を有する高度医療機関での集中治療が必要になります。
コクシジオイデス症には初期症状はありますか?
コクシジオイデス症の初期症状は、発熱、咳、胸痛、疲労感などの風邪のような症状です。
コクシジオイデス症の初期症状は、インフルエンザのような風邪の症状に似ており、軽度から中等度の呼吸器症状が主な特徴です。
感染後1〜3週間の潜伏期間を経て、以下のような症状が現れます。
発熱
突然の高熱が一般的で、数日から数週間続くことがあります。
咳
最初は乾いた咳が多く、時間が経つにつれて痰を伴うことがあります。
胸痛
呼吸時や咳をするときに胸部の痛みを感じることがあります。
疲労感
強い疲労感や倦怠感が続き、日常生活に影響を与えることがあります。
頭痛
持続する頭痛が見られることがあります。
筋肉痛や関節痛
体全体に痛みが広がることがあります。
初期症状は比較的軽度ですが、1週間以上続く場合は、医師の診察を受けることが重要です。特に、感染地域への渡航歴がある場合は注意が必要です。
コクシジオイデス症ではどのような症状がありますか?
多くは無症状ですが、咳や発熱、胸痛などが見られることがあります。
コクシジオイデス症の症状は、無症状から重度の呼吸器症状まで多岐にわたります。
感染者の多くは無症状ですが、症状が現れる場合は以下の通りです。
咳
乾いた咳から痰を伴う咳までさまざまです。
発熱
38℃以上の高熱が続くことがあります。
胸痛
呼吸時や咳をするときに痛みを感じることがあります。
疲労感
全身の倦怠感や疲労感が強く、日常生活に支障をきたすことがあります。
頭痛
頭痛が持続することがあります。
関節痛や筋肉痛
感染が全身に広がる場合、関節や筋肉の痛みを感じることがあります。
重症化すると、肺炎を引き起こし、呼吸困難や胸水の貯留、さらには血流に乗って全身に広がり、播種性コクシジオイデス症(Disseminated Coccidioidomycosis)となることがあります。この場合、皮膚、骨、関節、脳膜などに感染が広がり、深刻な合併症を引き起こす可能性があります。
コクシジオイデス症の原因
コクシジオイデス症の原因は何がありますか?
真菌コクシジオイデスによる感染です。この真菌は乾燥した地域の土壌に生息しており、特にアメリカ南西部のカリフォルニア州やアリゾナ州で多く見られます。
コクシジオイデス症の原因は、真菌コクシジオイデス(Coccidioides immitisまたはCoccidioides posadasii)による感染です。
この真菌(カビ)は乾燥した地域の土壌に生息しており、特にアメリカ南西部のカリフォルニア州やアリゾナ州で多く見られます。土壌中で胞子を形成し、風や土埃によって空中に舞い上がることがあります。ヒトがこの胞子を吸い込むと、肺に到達して感染が成立します。
真菌の胞子は非常に小さく、感染リスクを減らすためには適切な予防策が重要です。土埃の多い環境や掘削作業などがリスクを高めます。
コクシジオイデス症の検査・診断
コクシジオイデス症のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
コクシジオイデス症のセルフチェックは以下のことに注意して行いましょう。
ただし、この感染症は風邪と症状が似ているため、自己診断は困難です。
渡航歴とともに、以下に合致するものがある場合には受診することをおすすめします。
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、コクシジオイデス症かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。
コクシジオイデス症の治療・対処法
コクシジオイデス症の場合、主にどのような治療をしますか?
抗真菌薬を用いて治療します。軽症ではフルコナゾールやイトラコナゾールを、重症ではアムホテリシンBなどを使用します。
コクシジオイデス症の治療は、感染の重症度や患者さんの全身状態に応じて異なります。
軽症例
軽症例では、フルコナゾール(Fluconazole)やイトラコナゾール(Itraconazole)などの経口抗真菌薬が一般的に使用されます。これらの薬は、真菌(カビ)の細胞を破壊することで効果を発揮します。治療期間は数週間から数ヶ月にわたることが多いです。
重症例や免疫力が低下している患者さんなど
重症例や免疫力が低下している患者さん、または妊娠中の女性などでは、より強力な抗真菌薬であるアムホテリシンBやポサコナゾール、ボリコナゾール、カスポファンギンが使用されることがあります。
治療中は定期的な血液検査や画像検査を行い、治療効果の確認と副作用のモニタリングを行います。症状が改善しない場合や副作用が強い場合は、治療法の変更が検討されます。
受診の目安・何科を受診するべきか
コクシジオイデス症を放置するとどうなりますか?
命に関わる重篤な状態になる可能性があります。疑われる場合には速やかに医療機関を受診してください。
コクシジオイデス症は、Coccidioides属の真菌(カビ)が体内に侵入し、肺を中心に感染を起こす病気です。
発熱や咳、筋肉痛、倦怠感などの症状が現れますが、抗真菌薬による適切な治療で多くは完治が期待できます。
しかし、治療をせず放置した場合には、全身に感染が広がり、心臓、肝臓、腎臓など、体の色々な臓器がうまく働かなくなる「多臓器不全」という状態になり、命を落とす可能性があります。
命に関わるだけでなく、肺や脳などに深刻な障害が残る可能性もあります。
特に重症化リスクが高い方
- HIV感染症やがん治療中など免疫抑制状態の方
- 高齢者や基礎疾患のある方
症状が続く場合や、流行地域への渡航歴がある場合は、早めにかかりつけ医や専門医に相談し、必要な検査・治療を受けることが非常に重要です。
参考文献
John N. Galgiani et al. 2016 Infectious Diseases Society of America (IDSA) Clinical Practice Guideline for the Treatment of Coccidioidomycosis. Clinical Infectious Diseases. 2016, 63, 112–146.
国立感染症研究所.コクシジオイデス症とは.国立感染症研究所,https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/401-coccidioidomycosis-intro.html(参照 2025-03-21)
コクシジオイデス症の名医の探し方を教えてください。
まずはかかりつけの内科で相談するようにしましょう。
コクシジオイデス症の名医を探すためには、まずはかかりつけ医や内科(特に呼吸器内科、感染症内科)を受診し、相談することが第一歩です。
コクシジオイデス症は、Coccidioides immitis や Coccidioides posadasii という真菌(カビの一種)によって引き起こされる感染症で、「谷熱(Valley Fever)」とも呼ばれます。
発熱、胸の痛み、倦怠感、長引く咳などの症状がみられますが、症状だけでは風邪や肺炎など他の病気と区別が難しいため、専門的な評価が必要です。
特に重要なのは、アメリカ南西部、メキシコ、中南米などの流行地域への渡航歴がある場合、必ず医師に伝えることです。
日本ではコクシジオイデス症は非常に珍しいため、専門的な対応ができる医療機関に紹介してもらう必要があります。
まずはかかりつけ医や一般内科を受診し、症状や渡航歴をしっかり伝えましょう。
診察の結果、コクシジオイデス症の可能性が高い場合には、大病院や大学病院の感染症科・呼吸器科へ紹介受診することが適切です。
また、必要に応じて「海外渡航者外来」や「輸入感染症外来」を持つ病院を紹介してもらいましょう。
Ubieでは以下の「かんたん医師相談」から、気軽に医師に相談することも可能です。
参考文献
John N. Galgiani et al. 2016 Infectious Diseases Society of America (IDSA) Clinical Practice Guideline for the Treatment of Coccidioidomycosis. Clinical Infectious Diseases. 2016, 63, 112–146.
国立感染症研究所.コクシジオイデス症とは.国立感染症研究所,https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/401-coccidioidomycosis-intro.html(参照 2025-03-21)
コクシジオイデス症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
内科(感染症科や呼吸器内科)を受診するのが適切です。
コクシジオイデス症が疑われる場合、まずはかかりつけの内科(感染症科または呼吸器内科)を受診することが推奨されます。
感染症科や呼吸器内科では、コクシジオイデス症に関する知識と経験を持つ医師が診察を行い、適切な検査や治療の提案が可能です。受診の際には、詳細な症状の推移や旅行歴、特にアメリカ南西部への渡航歴などを医師に伝えることが重要です。
また、過去の病歴や現在服用している薬についても伝えましょう。
コクシジオイデスの専門医がいる近くの病院はありますか?
コクシジオイデスの専門医がいる病院を見るコクシジオイデス症の薬
コクシジオイデス症は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
抗真菌薬を用いて治療します。軽症ではフルコナゾールやイトラコナゾールを、重症ではアムホテリシンBなどを使用します。それぞれの薬剤に副作用があります。
コクシジオイデス症の治療には、主に以下の抗真菌薬が使用されます。
フルコナゾール(Fluconazole)
軽症から中等症の患者に使用される経口薬です。副作用として、嘔気、腹痛、頭痛、肝機能異常などがあります。
イトラコナゾール(Itraconazole)
フルコナゾールに比べて広範囲な効果を持つ経口薬です。副作用として嘔気、食欲不振、肝機能異常などがあります。
アムホテリシンB(Amphotericin B)
重症例に使用される抗真菌薬です。静脈注射で投与され、副作用として発熱、寒気、腎障害などがあります。
その他
以下のような抗真菌薬が使用される場合もあります。
- ポサコナゾール
- ボリコナゾール
- カスポファンギン
など
治療中は定期的な血液検査や肝機能検査を行い、副作用の有無を評価します。
コクシジオイデス症の経過・予後
コクシジオイデス症の余命はどれくらいですか?
健康な免疫機能を持つ方であれば、余命への影響はほとんどありません。
コクシジオイデス症は、ほとんどの健康な方においては、適切な治療を行えば、一般の方と同じような生命予後が期待できます。
コクシジオイデス症は、Coccidioides属の真菌(カビ)が原因となる感染症で、主に咳や発熱、筋肉痛、倦怠感といった風邪に似た症状が現れます。
多くの場合、軽症~中等症で経過し、抗真菌薬による治療で完治または良好な経過が得られます。健康な免疫機能を持つ方であれば、余命への影響はほとんどありません。
ただし、以下のケースでは、生命予後が大きく左右されます。
- 免疫力が低下している方(HIV感染、がん治療中、免疫抑制薬投与中など)
- 高齢者や基礎疾患のある方
- 播種性コクシジオイデス症に進展した場合
これらの場合、感染が肺以外の中枢神経系、骨、皮膚、肝臓、腎臓など全身に波及し、多臓器不全や髄膜炎を引き起こすリスクがあります。
特に中枢神経系に感染が及んだ場合は致死率が高く、適切な治療がなければ数ヶ月以内に命に関わることもあります。
疑われる場合は、早急に感染症専門医や呼吸器内科を受診し、適切な治療を受けることが生命予後改善に直結します。
参考文献
John N. Galgiani et al. 2016 Infectious Diseases Society of America (IDSA) Clinical Practice Guideline for the Treatment of Coccidioidomycosis. Clinical Infectious Diseases. 2016, 63, 112–146.
国立感染症研究所.コクシジオイデス症とは.国立感染症研究所,https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/401-coccidioidomycosis-intro.html(参照 2025-03-21)
対処法・セルフケア
コクシジオイデス症の場合、日常生活で気を付けることはありますか?
コクシジオイデス症の場合、感染予防、定期受診、薬の服用、バランスの取れた食事、適度な運動を意識して生活しましょう。
コクシジオイデス症の場合、日常生活では以下のことに気を付けましょう。
感染予防
手洗い
帰宅後や食事前などにこまめに手を洗い、清潔を保ちましょう。
人混みを避ける
免疫力が低下している場合、感染リスクが高まるため、人混みや感染症が流行している場所を避けましょう。
健康管理
定期受診
医師の指示に従って定期的に受診を継続し、症状の変化や副作用を確認しましょう。
薬の服用
指示された抗真菌薬をきちんと服用し、自己判断で中断しないようにしましょう。
栄養管理
バランスの取れた食事
栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
生活習慣
運動
医師の許可を確認の上、適度な運動を行い、体力を維持しましょう。
コクシジオイデス症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
アムホテリシンBなどへの薬剤の変更や、手術の実施が検討されます。
コクシジオイデス症の治療において、通常の抗真菌薬が効果を示さない場合は、以下の対応が考慮されます。
アムホテリシンB(Amphotericin B)などへの薬剤の変更
重症例や他の抗真菌薬が効果を示さない場合に使用されます。点滴で投与することおよび、副作用の管理のため、入院して治療を行う必要があります。
手術
「真菌球(アスペルギローマ)」といって肺に真菌(カビ)の塊が形成されている場合、手術が必要な場合があります。この場合、手術後も抗真菌薬治療を行います。
コクシジオイデス症に関連するその他の質問
コクシジオイデス症の主な感染経路を教えてください。
コクシジオイデス症は真菌(カビ)の胞子を吸入することで感染します。ヒトからヒトへうつることはありません。
コクシジオイデス真菌による感染は、主に以下のような経路を通じて発生します。
吸入
真菌(カビ)の胞子が風によって空中に舞い上がり、それを人が吸い込むことで感染が成立します。特に、土埃が多い環境や掘削作業を行っている場所での感染リスクが高まります。
土壌との接触
真菌の胞子が含まれる土壌に直接触れることで、皮膚の傷口などから真菌が侵入する可能性もあります。ただし、この経路での感染はまれです。
二次感染
コクシジオイデス真菌を発育しているシャーレの蓋を開けただけで、菌が空中に舞い上がり、室内を汚染します。そのため、患者さんの検体から培養された真菌を取り扱う検査技師や、研究者に二次感染の危険があるとされています。
感染予防には土埃を避けることや、リスクの高い地域での作業時に防塵マスクを着用することが推奨されます。ヒトからヒトにうつることはありません。
参考文献
John N Galgiani et al. 2016 Infectious Diseases Society of America (IDSA) Clinical Practice Guideline for the Treatment of Coccidioidomycosis. Clin Infect Dis. 2016, 63, e112-46.
国立感染症研究所.“コクシジオイデス症とは”.国立感染症研究所.https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/401-coccidioidomycosis-intro.html,(参照 2024-07-16).
コクシジオイデス症の致死率はどれくらいですか?
コクシジオイデス症の致死率は重症度や治療の早さで変わり、早期治療が重要です。
コクシジオイデス症の致死率は、感染の重症度や治療のタイミング、全身状態によって異なります。
軽症から中等症の患者さんは、適切な治療を受けることでほぼ完全に回復することが期待されます。しかし、重症例や免疫力が低下している患者さんでは、治療が遅れると生命に危険が及ぶことがあります。
特に、全身に感染が広がる播種性コクシジオイデス症では、早期の診断と治療が予後(病気や治療の経過・結末についての見通し)を大きく左右します。この場合、治療が遅れると多臓器不全を引き起こし、致命的となることがあります。
適切な治療を受けることで、重症例でも生存率が向上することが報告されています。
コクシジオイデス症は日本でも感染しますか?
コクシジオイデス症はアメリカ南西部で多発し、日本ではまれです。渡航歴がある場合は注意し、症状が出たら医師に伝えましょう。
コクシジオイデス症は、主にアメリカ南西部(特にカリフォルニア州およびアリゾナ州)で発生する感染症であり、日本での感染例は非常にまれです。コクシジオイデス真菌は乾燥した地域の特定の土壌に生息しており、日本の気候や地理的条件ではこの真菌(カビ)が生息することはほとんどありません。
しかし、アメリカ南西部への渡航歴がある場合や、その地域から輸入された物品(例えば、土壌や植物)に接触した場合には、感染のリスクが考えられます。
渡航後に咳や発熱などの症状が現れた場合は、医師に渡航歴を伝えて診察を受けることが重要です。
コクシジオイデス症について、医師からのよくある質問
医師からよくある質問はありますか?
「コクシジオイデス」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。
- せきが出ていますか?
- これまでに【結核】と診断されたことはありますか?
- リンパ節(首や脇の下、股の付け根、耳の後ろなどにあります)がはれて大きくなっていると感じますか?
- 体温は37.5℃以上ですか?
- 同性愛者ですか?
コクシジオイデス症に関連する病気・症状
この記事の監修医師
折茂 圭介
呼吸器内科・アレルギー科・内科
東北大学医学部卒。東京都立駒込病院での初期研修を経て東京女子医科大学呼吸器内科入局。大学院で国立成育医療研究センター研究所 免疫アレルギー感染研究部に国内留学。博士課程修了後、同研究室で研究員として勤務。専門は呼吸器内科学、特に喘息をはじめとするアレルギー学。
- 更新日
- 2026/05/26
- 公開日
- 2020/09/03