鼻水がぶよぶよした塊になっている
監修医師折茂 圭介呼吸器内科
- 更新日
- 2026/05/26
- 公開日
- 2025/05/05
概要
鼻水がぶよぶよした塊状になっている場合、鼻腔や副鼻腔内の粘液が濃縮されて固まりかけている状態が考えられます。慢性的な副鼻腔の炎症やアレルギーで粘液が粘稠になることがあるとされています。鼻づまりが続く場合は、医療機関への相談をご検討ください。
鼻水が止まらないとは
「鼻水が止まらない」とはどのような症状ですか?
「鼻水が止まらない」とは、鼻腔から過剰に分泌物が出続ける状態を指します。
「鼻水が止まらない」とは、鼻腔から過剰に分泌物(身体の細胞が生命機能の維持のために作り出す物質)が出続ける状態を指します。性状は透明な液体から、黄色や緑色の粘り気のある分泌物までさまざまで、血液が混ざって赤く見えることもあります。
普段から鼻腔からは液体が分泌されていますが、量が極めて少ないために無意識に飲み込んでいます。
しかし、感染症やアレルギーを発症すると、粘液量の増加と性状の変化が起こり、「鼻水が止まらない」と自覚する場合があります。
鼻水が止まらないの原因
鼻水が止まらないのは、花粉症が原因ですか?
花粉症になると水気の多い鼻水が止まらなくなり、目のかゆみや充血も起こるようになります。
鼻水が止まらない原因として、花粉症以外に風邪・副鼻腔炎なども考えられます。
しかし、以下の症状に複数該当する場合、花粉症が原因である可能性が高まります。
季節性の症状
特定の季節に症状が現れ、その季節が終わると症状が軽減します。
目のかゆみや充血
鼻水だけでなく、目のかゆみや充血が伴うことが多いです。
連続するくしゃみ
連続して何度もくしゃみが出ます。
透明で水っぽい鼻水
鼻水が透明でサラサラしています。
屋外での症状の悪化
外出時に症状が悪化し、室内にいる時は比較的症状が軽いです。
ただし、正確な診断と適切な治療のためには、医療機関での診察が必要です。
鼻水が止まらない原因や考えられる病気には何がありますか?
風邪やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などが原因の可能性があります。
どのような鼻水が出ているかによって、鼻水が止まらない原因は異なります。
水っぽい透明な鼻水の場合
風邪
ウイルス感染により引き起こされ、透明で水っぽい鼻水が特徴です。他にも喉の痛みや発熱が伴うことがあります。
アレルギー性鼻炎
花粉やハウスダストなどのアレルゲン(アレルギーの原因物質)に反応して発症します。くしゃみや目のかゆみといった症状を伴うことが多いです。
血管運動性鼻炎(寒暖差アレルギー)
温度変化によって鼻粘膜が反応し、水っぽい鼻水が出ます。特定のアレルゲンに反応するわけではありません。
老人性鼻漏
加齢による鼻粘膜の変化が原因で、透明で水っぽい鼻水が継続的に出ることがあります。
髄液鼻漏
頭部の外傷や手術後などに、脳脊髄液が鼻から漏れ出る状態です。重篤な状態なので、速やかな医療対応が必要です。
ねばっこい黄色もしくは緑色の鼻水の場合
副鼻腔炎
副鼻腔の炎症によって起こり、黄色や緑色の粘り気のある鼻水が特徴です。顔の痛みや圧迫感を伴うことがあります。
鼻腔異物
特に小さな子供が鼻に物を入れた場合に見られます。異物によって引き起こされる感染や炎症が原因で、黄色や緑色の鼻水が出ることがあります。
鼻水に血が混ざっている場合
鼻副鼻腔腫瘍(腫れ物やしこり)
良性または悪性の腫瘍が原因で、鼻水に血が混ざることがあります。他の症状には鼻詰まりや顔の変形が含まれることがあります。
肉芽腫性鼻炎
結核や梅毒、自己免疫疾患(本来は体を守る機能である免疫が、自分自身を攻撃してしまう病気)などが原因で、鼻水に血が混ざることがあります。
受診の目安・何科を受診するべきか
鼻水が止まらない場合、何科を受診したらよいですか?また、医療機関を受診する目安はありますか?
鼻水に色や粘り気がある場合や症状が続く場合には、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
鼻水の原因を診断するためには、問診と鼻の中の診察が重要で、場合によっては鼻水の検査や鼻の中の内視鏡検査、CT検査を行う必要があります。
特に以下のような症状がある場合には医療機関を受診しましょう。
- 症状が3~5日以上続いている
- 日常生活に支障がある
- 鼻水に色や粘り気がある
- 鼻水に血が混ざる
- においが分かりにくい
- 副鼻腔炎を繰り返しており、今回も同様の症状である
風邪や一般的な感染症などが原因であれば、かかりつけのクリニックなどで対応が可能なことが多いです。
しかし、上記のような異常が明らかにある場合には鼻の中を調べなければならないため、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
検査・診断
鼻水が止まらないときのセルフチェックはできますか?
鼻水が止まらない時の原因、おすすめの病院や対処方法は症状検索エンジン「ユビー」で調べられます。
以下のような症状がある時は何らかの病気に該当する可能性があるので、医療機関の受診をおすすめします。
- 症状が3~5日以上続いている
- 日常生活に支障がある
- 鼻水に色や粘り気がある
- 鼻水に血が混ざる
- においが分かりにくい
- 副鼻腔炎を繰り返しており、今回も同様の症状である
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、無料で鼻水が止まらない症状の緊急度や関連する病気をチェックすることができます。ぜひご活用ください。
鼻水が止まらないの治療
鼻水が止まらないときの治療や予防方法には何がありますか?
鼻粘膜が乾燥すると鼻水が出やすくなるので、部屋を加湿し、外出するときはマスクを身に着けるようにしましょう。
鼻水が止まらない場合の対処法は原因となる病気によって異なりますが、以下に挙げる方法は多くの病気に共通して効果的です。
鼻を温める
蒸しタオルなどを使用して鼻を温めることで、鼻の粘膜の状態を改善し、鼻水の分泌を抑える効果が期待できます。
室内の加湿
加湿器を使用するか、水を入れた容器を室内に置くことで、空気の乾燥を防ぎ、鼻粘膜の乾燥を防ぎます。
外出時のマスク着用
マスクをすることで冷たい空気や乾燥した空気の直接的な刺激から鼻粘膜を守り、鼻水の分泌を抑制する助けになります。
多くの病気では、鼻の粘膜が乾燥したり冷えたりすると、鼻水が出やすくなる傾向があります。そのため、鼻の加温や加湿を行うことで、鼻水の分泌を抑えることができます。これらの対処法で症状が改善しない場合や日常生活に支障をきたす場合は、医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが重要です。
鼻水が止まらないに関連するその他の質問
鼻水を止めるにはどうすればよいですか?
鼻に蒸しタオルを当てたり入浴をしたりして、鼻や全身を温めるようにしましょう。
鼻水が継続する際の対処法は、その原因によって異なるものもありますが、以下の手段は多くの状況で有効です。
鼻を温める
温かいタオルを使って鼻周辺を優しく温めたり、温かいお風呂に入ったりすることで、鼻粘膜のコンディションが改善され、鼻水の生成の減少が期待できます。
空気湿度の調整
部屋の湿度を適切に保つために、加湿器の使用や水を入れた容器を置くことが効果的です。空気の乾燥を防ぎ、鼻粘膜の保護に役立ちます。
マスクの利用
外出時にマスクを着用することで、冷たい、または乾燥した空気から鼻粘膜を守り、鼻水の生成が抑えられます。
鼻粘膜が乾燥や冷えによって鼻が敏感になることが多く、これらの対策により鼻水の問題を軽減することが可能です。
しかし、これらの方法で症状が改善されない場合、または日常生活に影響が出る場合は専門の医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。
鼻水を止める薬にはどのようなものがありますか?
抗ヒスタミン薬や点鼻薬、抗生物質など原因によって薬を使い分けます。
鼻水を止めるための薬には、いくつかの種類があります。
抗ヒスタミン薬
鼻水止めとして最も一般的な飲み薬です。市販薬にはアレグラやクラリチン、アレジオンなどがあります。これはアレルギー反応による鼻水に特に効果的で、アレルギーに大きく関与するヒスタミンの作用をブロックして症状を軽減します。
点鼻用血管収縮薬
血管収縮作用を持つ成分を鼻の中に直接入れることで、鼻粘膜の腫れを減らし、鼻水の分泌を抑えます。
ただし、この薬は長期間の使用により鼻詰まりがひどくなることがあるため、使用期間に注意が必要です。
点鼻用ステロイド薬
ステロイドという免疫を抑える薬剤を含む鼻スプレーで、鼻の炎症を抑える効果があります。
抗生物質
鼻水が細菌感染によるものである場合、抗生物質が処方されることがあります。ほとんどの場合は飲み薬として処方されます。
これらの薬は、鼻水の原因や症状に応じて選択され、医師の指示に従って使用することが重要です。
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この記事の監修医師
折茂 圭介
呼吸器内科・アレルギー科・内科
東北大学医学部卒。東京都立駒込病院での初期研修を経て東京女子医科大学呼吸器内科入局。大学院で国立成育医療研究センター研究所 免疫アレルギー感染研究部に国内留学。博士課程修了後、同研究室で研究員として勤務。専門は呼吸器内科学、特に喘息をはじめとするアレルギー学。
- 更新日
- 2026/05/26
- 公開日
- 2025/05/05