月経前症候群のタイプ診断はできる?月経前症候群
監修医師金沢 誠司産婦人科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03
月経前症候群と診断された人の受診データ(最初に気になった症状・診療科)
最初に気になった症状
受診した診療科
受診して「月経前症候群」と診断されたと回答した人が、症状チェックを始めたときに最も気になる症状として選んだものと、受診した診療科のデータ(自己申告、2021年1月〜2026年9月)です。医師による記録ではなく、世の中全体の割合でもありません。
※%は回答した人に占める割合です。
※回答が1,000人以上ある症状・病名のデータに限って掲載しています。
ユビーで症状チェックしたあと、受診して「月経前症候群」と診断されたと回答した人(自己申告)が、最も気になる症状として選んでいたのは、生理痛(13%)、倦怠感(7%)、月経随伴症状(6%)などでした。
受診した診療科は、産婦人科(35%)、婦人科(30%)、内科(10%)の順でした。
ユビーなら無料で、症状に関連のある病気や診療科をチェックできます
月経前症候群(PMS)とは
月経(生理出血)開始の3~10日前から起こる精神的あるいはカラダの症状で、月経開始と共に改善あるいは消失するものです。女性ホルモンの変動が原因と考えられています。典型的には月経前に毎回症状が出現します。
月経前不快気分障害(PMDD)とはなんですか?
月経前不快気分障害(PMDD)は、生理前に強い精神的な不調が現れる病気です。
月経前不快気分障害(PMDD)は、生理前に強い精神的な不調が現れる病気で、月経前症候群(PMS)よりもこころの症状が重いものです。PMDDの人は、生理前になると気分の落ち込みやイライラ、不安、集中力の低下などの症状が現れ、日常生活や仕事、人間関係に大きな影響を受けることがあります。
PMDDは、月経開始前最終週に少なくとも5つの症状が認められ、月経開始数日以内に軽快し始め、月経終了後の週には最小限になるか消失します。
PMDDの診断には、以下のような症状のうち5つ以上が現れることが条件とされています。
- 気分がひどく落ち込む、自己否定的になる
- 強い不安や緊張を感じる
- 感情が不安定になり、些細なことで泣いたり怒ったりする
- 人と衝突しやすくなる
- 物事への興味がなくなり、やる気が出ない
- 集中力が落ちる
- ひどく疲れやすくなる
- 食欲が変化する(食べすぎたり、食欲がなくなったりする)
- 眠れなくなったり、逆に眠りすぎたりする
- 体がむくむ、胸が張る、頭痛や関節痛がある
これらの症状は、生理が始まると少しずつ落ち着き、生理が終わるころにはほぼなくなります。PMDDの症状がある場合は、適切な治療やセルフケアを取り入れることで、生活の質を向上させることができます。
PMDDについて詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
「月経前症候群(PMS)」とはどのような病気ですか?
月経前に見られ、月経開始後に改善する諸症状のことです。
月経前症候群は月経3~10日ほど前から出現し、月経開始とともに改善、消失する身体的、精神的な症状のことです。発症には月経周期に伴う女性ホルモンの変化が影響していると考えられおり、月経のある女性の半数以上は何らかの症状を感じるとされています。月経前症候群の代表的な症状としては、以下が挙げられます。
月経前症候群(PMS)の症状
月経前症候群(PMS)で症状が重い月と軽い月がある場合はありますか?
PMSの症状はストレスや生活習慣によって月ごとに変動することがあります。
月経前症候群(PMS)の症状は、月によって重さが変わることがあります。
PMSは、月経前の3~10日間に精神的・身体的な症状が現れ、月経開始とともに軽快または消失するものと定義されています。症状の程度や種類は個人差があり、同じ人でも月ごとに変動することがあります。
この変動は、ストレス、生活習慣、睡眠、喫煙などの要因が影響している可能性があります。症状が日常生活に支障をきたす場合は、医師に相談し、適切な治療や対策を検討することをおすすめします。
治療や月経前症候群について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
月経前症候群(PMS)で咳や喉の痛みなど風邪のような症状がみられることはありますか?
咳や喉の痛みなど風邪のような症状は典型的ではありません。
生理前にはホルモン変動に伴って、だるさ・眠気・頭痛・喉の違和感などの体調変化が起こることがあります。ただし、咳や喉の痛みといった呼吸器症状はPMSの典型例として報告されておらず、風邪のような症状が出現した場合、まずは感染症の合併を疑うべきです。
治療や月経前症候群について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
参考文献
Kiran Abbas et al. Physical and Psychological Symptoms Associated With Premenstrual Syndrome and Their Impact on the Daily Routine of Women in a Low Socioeconomic Status Locality. Cureus. 2020, 12, e10821.
日本産科婦人科学会.“産婦人科診療ガイドライン産科編2023”..https://minds.jcqhc.or.jp/summary/c00802/,(参照 2026-04-08).
月経前症候群(PMS)の初期症状としては、どのようなものが見られますか?
月経前症候群の症状や程度は様さまざまであり、特定の初期症状はありません。
特定の症状が月経前症候群の初期症状となるわけではありません。症状の出現の仕方や程度はさまざまであり、個人差が大きいとされています。
具体的な症状としては、下記が挙げられます。
精神的な症状
- 情緒不安定
- イライラ
- 抑うつ
- 不安
- 集中力の低下
- 睡眠障害 など
身体的な症状
月経前症候群(PMS)ではどのような症状が見られますか?
代表的な症状としては、情緒が不安定になる、集中力の低下、頭痛、腰痛、下腹部痛などが挙げられます。
月経前症候群では、精神的な症状と身体的な症状が出現することがあります。代表的な症状としては下記が挙げられます。
精神的な症状
- 情緒不安定
- イライラ
- 抑うつ
- 不安
- 集中力の低下
- 睡眠障害 など
身体的な症状
なお症状の個人差も大きく必ずしも全ての症状が出現するわけではありません。精神的な症状のほうが強い場合もあれば、身体的な症状のほうが強い場合もあります。
月経前症候群(PMS)の原因
月経前症候群(PMS)の原因には何がありますか?
女性ホルモンの一種である黄体ホルモンなどが関わっていると考えられています。
月経前症候群の原因は明確には解明されていませんが、排卵後に卵巣から分泌される黄体ホルモンや、その分解物が脳内での神経伝達などに影響して月経前症候群を発症すると考えられています。その他にも、遺伝的な要素やストレスなどの環境因子も関わっているとされています。
月経前症候群(PMS)の検査・診断
月経前症候群(PMS)のタイプ診断はできますか?
PMSの明確なタイプ分類は、現在のところ確立されていません。
月経前症候群(PMS)はさまざまな症状が現れる可能性があり、個人差が大きいものです。人によって「出やすい症状のまとまり」があり、広い意味では“タイプ”があると言えます。ただし、病気の診断名のように、世界共通で決められた正式なタイプ分けがあるわけではありません。
よく見られるのは「気分の変化が中心のタイプ」と「体の症状が中心のタイプ」、そしてその両方が混ざったタイプです。
- 気分の変化が中心の人:イライラしやすい、急に悲しくなる、ちょっとしたことで怒りっぽくなる、などの心の症状が強く出ます。
- 体の症状が中心の人:おなかの張り、頭痛、胸のはりや痛み、むくみ、だるさなどが主な悩みになります。
多くの人は、このどれかひとつだけではなく、「気分」と「体」の両方の症状を、程度の差はあっても経験します。
医療の場では、「あなたは○○タイプです」とラベルをつけて診断するというより、「どんな症状が、いつ、どれくらいつらいのか」を丁寧に聞き取り、その人に合った対処法を考えることが大切にされています。
月経前症候群(PMS)の症状について詳しく知りたい方は、産婦人科で相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
月経前症候群(PMS)の診断に有効なチェック項目はありますか?
月経前に精神症状や身体症状が現れ始めたら、月経前症候群の疑いが強いです。
月経前症候群は、月経の3〜10日前に出現し、月経とともに改善することが特徴です。月経周期との関連が強い場合には月経前症候群の可能性が高いと言えます。
月経前症候群(PMS)の治療・対処法
月経前症候群への対処法は?
生理が来ると症状が弱まり、やがて消えていくものです。不規則な生活やストレスをため込まないようにしましょう。またバランスのとれた食事をし、喫煙・飲酒・塩分・カフェインを控えましょう。症状があまりにひどい場合は産婦人科を受診してください。
月経前症候群(PMS)の治療薬は、薬局で待たずに通販などのオンラインで購入する方法はありますか?
オンライン購入が可能です。
月経前症候群(PMS)の治療薬は、オンライン診療を利用して医師の診察を受けることで処方を受けることが可能な場合があります。厚生労働省のガイドラインによれば、一般用医薬品は適切なルールのもと、インターネット販売が認められています。
オンライン購入の際も、薬剤師との相談や適切な情報提供を受けることが大切です。購入を検討される際は、信頼できるオンライン薬局を利用し、用法・用量を守って適切に使用してください。
また、月経前症候群(PMS)治療薬のオンライン購入の方法について詳しく知りたい方は、産婦人科で相談しましょう。受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
月経前症候群(PMS)の治療法を教えてください。
低用量ピルが代表的な治療薬です。症状が軽い場合には、ストレスの軽減や有酸素運動などで症状が軽快する場合もあります。
月経のある女性の半数以上が何らかの症状を感じるとされており、仕事量を減らすといったストレスの軽減や生活習慣の改善、適度な有酸素運動、脂質や糖分、アルコール、カフェインなどの減量といった食生活の変化などで症状が軽快する場合もあります。症状が重い場合には、低用量ピル(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬)をはじめとした薬物治療を行います。
受診の目安・何科を受診するべきか
月経前症候群(PMS)の場合、対面での診療の待ち時間を気にせず、オンラインなどで受診する方法はありますか?
月経前症候群(PMS)の診療においても、オンライン診療が活用されています。
月経前症候群(PMS)の診療において、オンライン診療を活用することで、待ち時間を減らし、迅速に受診することが可能です。
オンライン診療は、スマートフォンやタブレット、パソコンなどを使って、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、自宅などにいながら医師の診察や薬の処方を受けることができる診療方法です。
ただし、オンライン診療は、直接の対面による診療と異なり触診等ができないため、医師が得られる情報が限られます。そのため、以下のようなルールがあります。
- オンライン診療は、対面診療と適切に組み合わせて実施することが基本です。
- 適切な診療のため、一部の場合を除き、原則、かかりつけの医師が実施します。
- 医師がオンライン診療による診療が適切でないと判断した場合には、利用できません。
月経前症候群(PMS)のオンライン診療について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
月経前症候群(PMS)の場合、何科を受診したらよいですか?
婦人科や産婦人科を受診しましょう。
月経前症候群であれば、通常産婦人科にて診断、治療を行います。精神的な症状が強い場合には精神科や心療内科の受診をご案内することもあります。
月経前症候群(PMS)の場合、医療機関を受診する目安はありますか?
重い症状が続く場合は我慢せずに受診するようにしましょう。
生活に支障が出るほどの強い症状を感じる場合には速やかに受診しましょう。強い症状ではない場合においても、医療機関で治療を行うことで日常生活の質が改善することがあります。症状が続く場合には一度産婦人科にて相談してみるとよいでしょう。症状が軽い場合には、生活習慣の改善などで症状が軽くなる場合もあります。
月経前症候群(PMS)を放置するとどうなりますか?
症状によっては日常生活の質が低下することがあります。
通常、月経前症候群自体が深刻な病態となることはありませんが、症状が強い場合には仕事や私生活に支障が出る可能性があるため、積極的な治療が望ましいと考えられます。また、月経前症候群に伴ってうつ病や片頭痛、喘息などの症状が増悪することもあるため注意が必要です。
月経前症候群の専門医がいる近くの病院はありますか?
月経前症候群の専門医がいる病院を見る月経前症候群(PMS)の薬
月経前症候群(PMS)に効果のある薬はありますか?
排卵を抑える低用量ピルなどが、月経前症候群に効果のある薬として挙げられます。
月経前症候群の治療として下記のような薬剤が選択肢として挙げられます。
低用量ピル
低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬などの低用量ピルが、月経前症候群の代表的な治療薬です。排卵を抑制することで、月経前症候群の主要な原因である排卵後の黄体ホルモンの産生を抑えらます。
抗うつ薬・精神安定剤
精神面の症状が強い場合には、選択的セロトニン再取り込み阻害剤などの抗うつ薬や精神安定剤などの使用を検討します。
漢方薬
当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、加味逍遥散などの漢方薬で症状が改善することがあります。
その他
むくみがあれば、利尿剤などが有効なことがあります。
月経前症候群(PMS)の予防
月経前症候群(PMS)は予防できますか?
完全な予防法は難しいですが、症状を出にくくする・軽くすることはある程度可能と考えられています。
月経前症候群(PMS)の予防には、自分の体のリズムを知り、気分転換やリラックスできる時間をつくることが大切です。自分に合ったセルフケアを見つけるのもおすすめです。
まず、症状を記録することで、自分の状態を把握しやすくなり、対処しやすくなります。症状が重い場合は、仕事の負担を減らすことが、改善につながることもあります。
症状が強い場合、薬によって「さらにひどくなるのをあらかじめ防ぐ」ことができる可能性もあります。
月経前症候群(PMS)の予防方法について詳しく知りたい方は、産婦人科で相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
月経前症候群(PMS)に関連するその他の質問
月経前症候群(PMS)で胃痛がみられることはありますか?
月経前症候群(PMS)で胃痛がみられることはあります。
月経前症候群(PMS)の症状として胃痛を感じることはあります。これには、主に2つの理由が考えられます。
- ホルモンによる影響:生理前には「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という物質が増えます。このホルモンには内臓の筋肉をリラックスさせる働きがあるため、胃腸の動きがゆっくりになり、胃もたれや痛みを感じやすくなります。
- 自律神経の乱れ:生理前のホルモンバランスの変化は、体の調子を整える「自律神経」を刺激します。その影響で胃酸が出すぎたり、胃の粘膜が敏感になったりして、キリキリとした痛みが出ることがあります。
もし胃痛がひどくて食事がとれなかったり、生理が始まっても痛みが続いたりする場合は、PMS以外の胃の病気が隠れている可能性もあります。
治療や月経前症候群について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
月経前症候群(PMS)で吐き気がみられることはありますか?
月経前症候群(PMS)で吐き気を感じる方もいると考えられます。
月経前症候群(PMS)は、月経前の3~10日間に、心や体の不調が現れ、月経開始とともに軽快・消失する症状を指します。
代表的な症状には、次のようなものがあります。
これらの症状の中に「吐き気」は含まれていませんが、PMSでは食欲不振や激しい腹痛、めまいなどの「自律神経(体の調子を整える神経)」の乱れがよく起こります。その影響で、結果として胃がムカムカしたり、吐き気を感じたりする方は少なくありません。
治療や月経前症候群について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
月経前不快気分障害(PMDD)は発達障害と関係がありますか?
PMDDと発達障害の関係が最近の研究で注目されていますが、まだはっきりわかっていません。
月経前不快気分障害(PMDD)と発達障害(自閉スペクトラム症やADHD)の関係は、最近の研究で少し注目されています。
自閉スペクトラム症やADHDの人は、気持ちの切り替えが苦手だったり、ストレスを感じやすかったりすることがあり、生理前のホルモンの変化でイライラや落ち込みが強くなる可能性があると考えられています。ただし、まだはっきりと関連があるとわかっているわけではありません。
PMDDと発達障害の関連について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
参考文献
Piotr Jaholkowski et al. Associations Between Symptoms of Premenstrual Disorders and Polygenic Liability for Major Psychiatric Disorders. JAMA Psychiatry. 2023, 80, 738–742.
Amy L Accardo et al. Heightened Anxiety and Depression Among Autistic Adolescents with ADHD: Findings From the National Survey of Children’s Health 2016–2019. J Autism Dev Disord. 2022, 3, 1–14.
月経前症候群(PMS)を彼氏や周囲の人に説明するにはどうすればいいですか?
PMSがどのようなものかを自分の体験を交えて簡潔に説明することが大切です。
月経前症候群(PMS)を彼氏や周囲の人に理解してもらうためには、まず、PMSがどのようなものかを簡潔に説明することが大切です。
PMSとは、生理前に女性が経験する心や体の不調のことを指します。例えば、理由もなくイライラしたり、気分が落ち込んだりすることがあります。また、腹痛や頭痛、胸の張りなどの身体的な不快感が伴うこともあります。これらの症状には個人差があり、軽い人もいれば、日常生活に支障をきたすほどつらく感じる人もいます。
さらに、自分がどのような症状を経験しているのかを具体的に伝えることで、相手はより理解しやすくなります。たとえば、「生理前になると、理由もなく落ち込んでしまったり、小さなことでイライラしてしまうことがある」など、自分の体験を交えて話すと、相手も共感しやすくなります。
PMSは一時的なもので、生理が始まると落ち着くことが多いですが、その期間は自分でもコントロールしにくいことを伝えると、周囲の人も理解しやすくなるでしょう。
PMSを周囲の人に説明する方法について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
更年期に月経前症候群(PMS)がひどくなることはありますか?
更年期はホルモン変動によりPMS様の症状が現れることがあります。
更年期(生理が不規則になる頃)に、PMS(生理前のイライラや体のだるさ)がきつくなることがあります。
これは、卵巣の働きが弱まって女性ホルモンが乱れ、脳や体に影響を与えるからです。
ホルモン補充や生活改善、抗うつ薬で改善することが多いです。
治療や月経前症候群について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
生理前に手足のしびれがみられる原因はなんですか?
しびれはPMSの可能性もありますが、その他の疾患の可能性もため、続く場合は医師に相談しましょう。
生理の前に手足がしびれるのは、月経前症候群(PMS)による「むくみ」が原因である可能性があります。
生理の3~10日前には「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が増え、体に水分を溜め込みやすくなります。そのメカニズムは以下の通りです。
- 神経の圧迫:手足の組織が水分でむくむと、その通り道にある神経をぎゅっと押しつぶしてしまい、しびれを感じることがあります(手根管症候群など)。
- 血流の変化:ホルモンバランスが乱れることで、手足の先の血の巡りが一時的に悪くなり、しびれとして現れることもあります。
これらは生理が始まって水分が体の外へ排出されると、自然に落ち着くのが一般的です。しかし、生理が終わっても症状が続く場合や、片方の手足だけが強くしびれる場合は、糖尿病や血管、神経の別の病気が隠れている可能性もあります。その場合は、我慢せずに産婦人科や内科、整形外科などで相談しましょう。
治療や月経前症候群について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
参考文献
Khalid Abdul-Razzak et al. Severity of premenstrual symptoms among women with musculoskeletal pain: relation to vitamin D, calcium, and psychological symptoms. J Med Life. 2024, 17, 397–405.
Kiran Abbas et al. Physical and Psychological Symptoms Associated With Premenstrual Syndrome and Their Impact on the Daily Routine of Women in a Low Socioeconomic Status Locality. Cureus. 2020, 12, e10821.
月経前症候群(PMS)と月経前不快気分障害(PMDD)の違いはなんですか?
PMSとPMDDは、月経前に生じる症状に関する病気ですが、その重症度と主な症状に違いがあります。
月経前症候群(PMS)は、月経前おおむね3~10日間に現れる精神的および身体的症状で、月経開始とともに軽減または消失するものを指します。主な症状として、情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下、睡眠障害、のぼせ、食欲不振・過食、めまい、倦怠感、腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張りなどが挙げられます。
一方、月経前不快気分障害(PMDD)は、PMSよりも特に精神症状が強く、日常生活に著しい支障をきたす重症型とされています。具体的には、以下のような症状が特徴的です。
- 感情の不安定さ(突然悲しくなる、涙もろくなる、拒絶に対する敏感さの亢進)
- 著しいいらだたしさ、怒り、対人関係の摩擦の増加
- 著しい抑うつ気分、絶望感、自己批判的思考
- 著しい不安、緊張、高ぶっている感覚
PMSとPMDDの違いについて詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
生理前のイライラを抑えるのに効果がある食べ物はありますか?
普段の生活では、穀類や野菜など食物繊維の多い複合炭水化物を積極的に摂取するようすすめられています。
生理前のイライラはPMS(月経前症候群)の症状かもしれません。PMSを抑える食事として、こんなものがおすすめです。
たくさん食べるもの
- 玄米・全粒粉パン・野菜(食物繊維でお腹スッキリ、イライラ減)
- 牛乳・ヨーグルト・小魚(カルシウムで気分安定)
- ナッツ・貝・豆(亜鉛・マグネシウムでリラックス)
- バナナ・鶏肉(ビタミンB6で神経整う)
控えるもの
- お菓子・ジュース(砂糖多め)
- お酒・タバコ(イライラ悪化)
生理前のイライラを抑えるのに効果がある食事について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
生理の10日前くらいに食欲が亢進するのはなぜですか?
体が栄養を蓄えようとする時期だからです。ホルモンの影響で脳の「満足感」が乱れることも関係しています。
生理の約10日前(黄体期)に食欲が止まらなくなるのは、月経前症候群(PMS)のよくある症状のひとつです。これには主に2つの理由があります。
- エネルギー消費量の増加:生理前は「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の影響で基礎体温が上がります。体温を維持するために普段よりエネルギーを多く使うため、体が「もっと栄養を摂らなきゃ!」とサインを出して食欲が増すのです。
- 脳内の「幸せ物質」の減少:生理前には、気持ちを安定させる脳内物質「セロトニン」が減りやすくなります。セロトニンが減ると、脳は手軽に満足感を得るために、甘いものや炭水化物を欲するようになります。
こうした食欲の変化は、生理が始まれば自然に落ち着いていきます。無理に我慢しすぎるとストレスで余計に食べたくなることもあるため、ナッツや小魚など、噛みごたえのあるものを、少しずつ食べるなどの工夫をしてみましょう。
治療や月経前症候群について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもでしょう。
月経前症候群(PMS)からうつ病になることはありますか?
心の症状が強く、毎月生理前に繰り返す状態は月経前不快気分障害(PMDD)と呼ばれますが、うつ病とは別の病気です。
月経前症候群(PMS)と月経前不快気分障害(PMDD)は生理前に起こる体や心の不調です。特にPMDDは心の症状がとても強いため、精神の病気として特別な名前がついています。PMDDのうつ症状は月経周期に連動し、月経後に改善するため、通常のうつ病とは異なります。
PMSとうつ病の関連について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
生理前でイライラするのは病気ですか?
月経前症候群(PMS)のひとつの症状である可能性があります。
生理前にイライラしたり、気分が落ち込んだりすることは、多くの女性が経験する症状ですが、これは月経前症候群(PMS)のひとつの症状である可能性があります。
PMSは、月経が始まる数日前から現れる心や体の不調のことで、個人によって症状の現れ方や重さが異なります。大きく分けて「こころの症状」と「からだの症状」があります。
① こころの症状
② からだの症状
特に、こころの症状が重く、日常生活に大きな支障をきたす場合は、月経前不快気分障害(PMDD)と診断されることもあります。
月経前症候群(PMS)の症状について詳しく知りたい方は、産婦人科で相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
月経前症候群(PMS)が生理中も続くことはありますか?
PMSの症状には個人差があり、一部の女性では月経中や月経後も症状が続くことがあります。
月経前症候群(PMS)は、通常、月経前のおおむね3~10日間に現れる精神的および身体的な症状で、月経開始とともに軽減または消失するとされています。しかし、個人差があり、一部の女性ではPMSと似た不調が月経中や月経後も続くことがあります。特に、閉経前の数年間(更年期)には、PMS様の症状が月経中や月経後も持続することが報告されています。
また、月経前の不調(PMS)だけでなく、生理中にも症状が強く現れる女性も存在します。このような場合、月経困難症や他の婦人科的な疾患が関与している可能性も考えられます。症状が強く、日常生活に支障をきたす場合は、産婦人科での相談が推奨されます。
PMSの症状について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
生理前のイライラを抑える方法はありますか?
気分転換やリラックスする時間を意識的に作るとともに、医師にも相談することが大切です。
生理前のイライラは、PMS(月経前症候群)の症状かもしれません。気分転換やリラックスする時間を意識的に作ることが大切です。自分にとって心地よいセルフケアを見つけると、気持ちが楽になります。
また、生理前の体調や気分の変化を日記に記録することで、自分の状態を把握しやすくなり、症状が出やすい時期に合わせて対策をとることができます。もし症状がつらい場合は、仕事や家事の負担を少し減らすことで、体と心の調子が整いやすくなることもあります。
食事については、玄米・野菜・牛乳・バナナなどカルシウム・マグネシウムを多めに食べることでイライラが和らぐこともあります。
イライラが強い場合は、低用量ピルや心の薬(生理前だけ飲む)でぐっと楽になります。漢方薬も使われます。
生理前のイライラに対する対処方法について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
月経前症候群(PMS)にピルは有効ですか?
ピルは排卵を止める作用があり、月経前症候群に有効とされています。
月経前症候群には、排卵後に卵巣から分泌される黄体ホルモンが関与しているとされています。ピルを内服して排卵を抑制することで、月経前症候群の主要な原因である黄体ホルモンの産生を抑制します。黄体ホルモンの産生が抑制されると症状の緩和が期待できます。
生理前に運動をするとよいのですか?
生理前の運動はPMSの症状緩和に有効とされています。
生理前に運動を行うことは、月経前症候群(PMS)の症状緩和に有効とされています。
PMSや月経前不快気分障害(PMDD)の第1選択治療として、カウンセリング、生活指導、運動療法が推奨されています。
定期的な運動はホルモンバランスの調整やストレスの軽減に寄与し、PMSの症状を和らげる可能性があります。ただし、個人差があるため、自分に合った運動を無理のない範囲で継続することが重要です。
症状が強く日常生活に支障をきたす場合は、医師に相談し、適切な治療法を検討することをおすすめします。
治療や月経前症候群について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
参考文献
Emma Pearce et al. Exercise for premenstrual syndrome: a systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials. BJGP Open. 2020, 4, bjgpopen20X101032.
Hariharasudhan Ravichandran et al. Effect of Aerobic Exercises in Improving Premenstrual Symptoms Among Healthy Women: A Systematic Review of Randomized Controlled Trials. Int J Womens Health. 2022, 14, 1105–1114.
時期によって肌の調子が変わるのは月経前症候群(PMS)の影響ですか?
PMSにみられるホルモン変動により肌の調子が変動する可能性があります。
生理の前にニキビができたり、肌がカサついたりするのは、月経前症候群(PMS)の代表的な症状のひとつです。これには、生理前に増える「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という物質が大きく関係しています。
- 皮脂(脂分)の増加:プロゲステロンには、肌の脂を出す働きがあります。生理前はこのホルモンが増えるため、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビや吹き出物ができやすくなります。
- バリア機能の低下:生理前は肌の水分を守る力が弱まり、刺激に対して敏感になります。そのため、普段使っている化粧水がヒリヒリしたり、乾燥を感じたりすることがあります。
これらは生理が始まってホルモンのバランスが変わると、自然に落ち着いていくのが特徴です。
生理前は無理に新しい化粧品を試すのは避け、バランスのよい食事や睡眠を心がけて、肌を休ませてあげることが大切です。
もし、痛みを伴うひどい肌荒れが続く場合は、早めにかかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
月経前症候群(PMS)に効果のある食事はありますか?
カルシウムを積極的に摂取し、アルコールやカフェインは控えましょう。
食生活の変化が月経前症候群の改善に繋がることもあります。具体的には以下のような点に気をつけるとよいでしょう。
- アルコールやカフェインを控える
- 脂質、糖分、塩分を意識して減量する
- カルシウムを積極的に摂取する
- Whole wheat flour(全粒小麦粉)を用いたパンを食べるようにする
月経前症候群(PMS)はいつ頃から見られますか?
一般的に月経の3〜10日前に生じ、月経開始とともに消失すると言われています。
月経の3~10日前に出現し、月経開始とともに症状が消失あるいは軽快すると言われています。月経がはじまる10代の頃から閉経まで症状が出現する可能性があります。
月経前症候群(PMS)について、医師からのよくある質問
医師からよくある質問はありますか?
「月経前症候群」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。
- 生理の前になると決まって何か不快な症状が現れますか?
- 生理前になると決まって出現する体や心の不快な症状は生理開始後に良くなりますか?
- 乳房が張っていると感じますか?
- イライラする感じがありますか?
- 頭痛がありますか?あるいは頭が重いですか?
月経前症候群(PMS)に関連する病気・症状
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この記事の監修医師
金沢 誠司 先生
産婦人科・産科・婦人科
産婦人科専門医・医学博士。新潟大学医学部卒、東北大学大学院修了。 国立成育医療研究センター等の高度周産期施設で胎児診療や臨床研究に従事したのち、Ubie株式会社にて医療AI開発を通じた医療のDX化を推進。 現在は、臨床の最前線で胎児超音波や出生前診断を専門としつつ、これまでの臨床知見とAI開発経験を融合。女性がライフスタイルに合わせて健康をデザインする「マタニティ・ストラテジスト」として活動。全女性が根拠ある医療情報を手にし、戦略的に体調を管理するためのメディア [Platform Women's](https://platform-womens.jp/) を主宰している。
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03