日中も著しく眠い
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2023/07/28
「日中も著しく眠い」がどの病気に関連するかAIでチェックする
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日中も著しく眠いという症状について「ユビー」でわかること
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「日中も著しく眠い」はどんな症状ですか?
日中も著しく眠いとは
「日中の強い眠気」とは、昼間に耐えられないほどの強い眠気を感じ、疲れや集中力低下により仕事や日常生活に支障が生じる症状で、夜間の睡眠時間が不足しているわけではないのに昼間に強い眠気がある場合は月経や過眠症などの可能性があり、原因によって様々な病気や症状が考えられます。
「日中も著しく眠い」に関連する症状はありますか?
「日中も著しく眠い」のQ&A
- A.
昼寝は午後3時までに30分以内が最適です。
解説日中の強い眠気対策としての昼寝は、いくつかの工夫の余地があります。まず、時間は30分以内がベストです。これ以上寝てしまうと、夜の睡眠に影響が出たり、起きた時にかえって頭がぼんやりしたりすることがあります。タイミングとしては、午後の早い時間、できれば午後3時までにとるのがよいでしょう。
起きたあとは、軽く伸びをしたり、顔を洗ったりすることにより、次の作業へ頭を切り替えやすくなる可能性があります。しかし、背景に睡眠時無呼吸症候群などの疾患が隠れている場合もあるので、続く場合は睡眠外来などを受診しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働省.“健康づくりのための睡眠ガイド2023”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf,(参照 2025-11-25).
Pérez-Carbonell et al. Understanding and approaching excessive daytime sleepiness. Lancet (London, England). 2022, 400, 1033-1046.
Maski, Kiran, and Judith A Owens. Insomnia, parasomnias, and narcolepsy in children: clinical features, diagnosis, and management. The Lancet. Neurology. 2016, 15, 1170-81.
Takahashi, Masaya. The role of prescribed napping in sleep medicine. Sleep medicine reviews. 2003, 7, 227-35. - A.
座ると緊張がほぐれリラックスするため眠くなり、また、脳への刺激が減ることも原因と考えられます。
解説立って動いている時と比べて、座ると体がリラックスモードに入りやすくなるため、眠気を感じやすくなります。立っている時は、体を支えるために筋肉が適度に緊張していますが、座ることでその緊張がほぐれます。
さらに、授業中やデスクワークなど、座っている状況が単調で退屈だと感じると、脳への刺激が減ってしまい、余計に眠気を誘発することもあります。
もともと睡眠不足や疲れが溜まっていると、座ってホッとした瞬間に、抑えられていた眠気が一気に襲ってくることもあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働省.“健康づくりのための睡眠ガイド2023”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf,(参照 2025-11-25).
Pérez-Carbonell et al. Understanding and approaching excessive daytime sleepiness. Lancet (London, England). 2022, 400, 1033-1046.
Maski, Kiran, and Judith A Owens. Insomnia, parasomnias, and narcolepsy in children: clinical features, diagnosis, and management. The Lancet. Neurology. 2016, 15, 1170-81. - A.
貧血は強い疲労感が眠気として認識されることがあり、強い日中の傾眠は他疾患も含めての評価が必要です。
解説貧血は日中の強い眠気の「直接の原因」というより、「疲労感・倦怠感」を通じて眠気を自覚させることが多いと考えられます。
鉄欠乏性貧血などでヘモグロビンが低下すると、全身の酸素供給が不足し、筋肉や脳のパフォーマンスが落ちるため、だるさ・集中力低下・頭痛などが生じ、この一部として「眠い」「起きていられない」と感じることがあります。
ただし、睡眠時無呼吸症候群、うつ病、甲状腺機能異常、薬剤性など、日中の強い眠気の原因は多岐にわたり、貧血だけで強い傾眠を単独で説明できることは、必ずしも多くありません。そのため、日中の耐え難い眠気が続く場合は、貧血の有無だけでなく、睡眠の質や併存症も含めて総合的に評価することが重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働省.“健康づくりのための睡眠ガイド2023”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf,(参照 2025-11-25).
Pérez-Carbonell et al. Understanding and approaching excessive daytime sleepiness. Lancet (London, England). 2022, 400, 1033-1046.
Maski, Kiran, and Judith A Owens. Insomnia, parasomnias, and narcolepsy in children: clinical features, diagnosis, and management. The Lancet. Neurology. 2016, 15, 1170-81. - A.
睡眠リズムの乱れや夕方以降の昼寝、スマホの使用などで脳が覚醒し、眠れなくなっている可能性があります。
解説日中は眠くてたまらないのに、いざ夜になると目が冴えて眠れないというのは、体内の「睡眠リズム」が乱れているサインかもしれません。
私たちの体には約24時間周期の「体内時計」があり、これが夜になると自然に眠気を促します。しかし、例えば日中の眠気に負けて夕方遅くに長い昼寝(仮眠)をしてしまうと、夜になっても「眠る必要性」が低下してしまい、眠れなくなることがあります。
また、日中は活動や勉強で疲れを感じて眠いのに、夜になると学校や将来のことなどで不安やストレスを感じ、寝つけなくなることもあります。寝る直前までのスマートフォン操作によるブルーライトや、夕方以降のカフェイン摂取も、脳を覚醒させて夜の眠りを妨げる原因になります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働省.“健康づくりのための睡眠ガイド2023”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf,(参照 2025-11-25).
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一時的な効果が期待できる場合がありますが、根本的な解決策にはなりません。
解説現時点では、日中の強い眠気に対して深呼吸が有効な介入法であるとは言い切れませんが、深呼吸は一時的な覚醒感やリラクゼーション効果をもたらし、また、姿勢が正されることで注意が戻りやすくなる可能性はあります。いずれにせよ効果は短時間で、強い日中の眠気そのものを治療する手段ではありません。
睡眠不足、睡眠時無呼吸症候群、概日リズムのずれ、薬剤の影響などが背景にある場合は、それらへの治療介入が必須なため、医療機関の受診が必要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働省.“健康づくりのための睡眠ガイド2023”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf,(参照 2025-11-25).
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集中すると脳がエネルギーを使い、疲れて眠くなります。また、集中しすぎて、呼吸が浅くなり脳が酸欠になったりすることなどが原因になることもあります。
解説勉強や仕事などで何かに集中しようとすると、脳は活発に働いて多くのエネルギーを使います。特に難しい問題に取り組んだり、長時間集中力を維持しようとしたりすると、脳が疲れてしまい、休息を求めるサインとして眠気を引き起こすことがあります。
また、集中している時は、瞬きの回数が減ったり、呼吸が浅くなったりしがちです。すると、脳に届く酸素が一時的に不足し、眠気を感じやすくなることも考えられます。
一方で、「集中しようとしているのに眠くなる」場合、その対象にあまり興味が持てなかったり、内容が単調だったりして、実際には脳への刺激が少なく、退屈さを感じて眠くなっている可能性もあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働省.“健康づくりのための睡眠ガイド2023”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf,(参照 2025-11-25).
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極度の睡眠不足や自律神経の乱れ、低血糖などさまざまな原因で起こることがあります。
解説日中の強い眠気と吐き気が同時に起こる場合、いくつかの原因が考えられます。まず、極端な睡眠不足や疲労がたまっていると、体の機能がうまく働かなくなり、眠気と同時に自律神経のバランスが崩れて吐き気(気持ち悪さ)を感じることがあります。
また、食事を抜いたりして低血糖になると、強い眠気や冷や汗、吐き気などが現れることもあります。睡眠時無呼吸症候群の場合、寝ている間に何度も呼吸が止まることで、日中の強い眠気とともに、朝起きた時に頭痛や吐き気を感じることもあります。
もし、これらの症状が頻繁に続いたり、ほかに頭痛やめまいなども伴ったりする場合は、単なる疲れではなく、他の病気が隠れている可能性も否定できません。心配な場合は、早めに医師に相談してください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働省.“健康づくりのための睡眠ガイド2023”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf,(参照 2025-11-25).
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関連している可能性もありますが、その他にも眠気の原因になるうる可能性の高い病気があるため、注意が必要です。
解説日中の強い眠気は、自律神経の乱れと関連する場合がありますが、それだけが原因とは限りません。交感神経と副交感神経は、睡眠・覚醒リズム、血圧、心拍、体温を調節し、夜間の睡眠の質と昼の覚醒度に影響します。
自律神経失調や起立性調節障害では、立位での血圧低下や脳血流低下により、だるさや眠気が増すことがあります。ただし、睡眠不足、睡眠時無呼吸症候群、ナルコレプシー、うつ病、薬剤やアルコール、甲状腺機能異常なども頻度の高い原因であり、日中の眠気が続く場合は、これらを含めて総合的に原因を調べる必要があります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働省.“健康づくりのための睡眠ガイド2023”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf,(参照 2025-11-25).
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疲れは原因のひとつになりえます。肉体的・精神的な疲れがたまると、休息を求めて「眠気」というサインを出します。
解説日中の強い眠気は、疲れが原因で起こることが多いです。疲れには、運動などによる「肉体的な疲れ」と、勉強や人間関係の悩みなどによる「精神的な疲れ(ストレス)」があります。どちらの疲れも、溜まってくると体や脳が休息を必要とします。
特に、前日の夜や連日十分な睡眠がとれていないと、疲れは回復せず、翌日の日中に強い眠気として現れます。部活動で体を酷使したあとや、テスト勉強で頭を使いすぎたあとに眠くなるのは、ごく自然な体の反応です。
ただし、しっかり休んでも取れないほどの強い眠気が続く場合は、単なる疲れだけでなく、睡眠不足の慢性化や、他の原因(病気など)も隠れているかもしれないため、注意が必要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働省.“健康づくりのための睡眠ガイド2023”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf,(参照 2025-11-25).
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立っていても眠いのは、深刻な睡眠不足や睡眠の質が悪いサインです。ナルコレプシーなどの可能性もあります。
解説普通、立っている時は座っている時よりも体が緊張しているため、眠気を感じにくいものですが、それでも眠いというのは、体が発している「SOSサイン」かもしれません。
最も考えられるのは、単純ですが深刻な「睡眠不足」です。毎日の睡眠時間が慢性的に足りていないと、脳の休息が追いつかず、立っている状態を維持する緊張感よりも、眠気の圧力が勝ってしまいます。
また、夜に十分な時間寝ているつもりでも、睡眠時無呼吸症候群などで睡眠の質が極端に悪いと、脳はしっかり休めておらず、日中に強い眠気に襲われます。
さらに、ナルコレプシーなどの場合、場所や状況に関わらず、耐え難い眠気に襲われる「睡眠発作」が起こることがあり、立っていても眠ってしまうことがあります。続くようなら医療機関への相談が必要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働省.“健康づくりのための睡眠ガイド2023”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf,(参照 2025-11-25).
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現時点では直接的な因果関係は示されていません。
解説日中の強い眠気は「血流の悪さ」だけでは説明できず、多くは睡眠不足、睡眠時無呼吸症候群、概日リズムの乱れ、薬剤、うつ病などが主な要因です。一方で、重度の心不全や起立性低血圧などで脳血流が低下すると、だるさや疲労感、集中力低下として自覚され、それが「眠い」と感じられることがあります。
ただし、末梢冷え程度の「血行不良」が直接、強い眠気を起こす証拠は乏しいです。日中の眠気が続く場合は、睡眠時間・睡眠の質・いびきや無呼吸・内服薬・気分の状態などを総合的に評価し、必要に応じて医療機関で精査することが重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働省.“健康づくりのための睡眠ガイド2023”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf,(参照 2025-11-25).
Pérez-Carbonell et al. Understanding and approaching excessive daytime sleepiness. Lancet (London, England). 2022, 400, 1033-1046.
Maski, Kiran, and Judith A Owens. Insomnia, parasomnias, and narcolepsy in children: clinical features, diagnosis, and management. The Lancet. Neurology. 2016, 15, 1170-81. - A.
毎日の眠気は睡眠不足などが原因かもしれません。生活リズムを整え、十分な睡眠時間を確保しましょう。続くなら医療機関を受診しましょう。
解説日中の強い眠気が毎日続く場合、まずはご自身の生活習慣を見直してみましょう。夜の睡眠時間が足りていない「睡眠不足」が最も一般的な原因です。成人なら6~8時間程度の睡眠が推奨されます。また、寝る時間や起きる時間がバラバラだと、体のリズムが乱れて日中に眠くなることもあります。毎日決まった時間に寝て起きるように心がけてみてください。スマートフォンやゲームは寝る1時間前にはやめて、リラックスする時間を作ることも大切です。
それでも眠気が改善しない場合、睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシーといった、睡眠に関する病気が隠れている可能性も否定できません。いびきがひどい、寝ている間に呼吸が止まっていると指摘されたことがあるなら、一度、睡眠専門のクリニックなどに相談してみることをおすすめします。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働省.“健康づくりのための睡眠ガイド2023”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf,(参照 2025-11-25).
Pérez-Carbonell et al. Understanding and approaching excessive daytime sleepiness. Lancet (London, England). 2022, 400, 1033-1046.
Maski, Kiran, and Judith A Owens. Insomnia, parasomnias, and narcolepsy in children: clinical features, diagnosis, and management. The Lancet. Neurology. 2016, 15, 1170-81. - A.
眠気の前兆には、あくびの多発、集中力の低下、まぶたが重くなるなどがある場合が多いです。
解説日中の強い眠気は、それ自体が「体が休息を必要としている」というサインですが、眠気が本格的に強くなる前に、いくつかの「前兆」を感じることが一般的です。例えば、あくびが頻繁に出る、集中力が途切れてぼーっとする、まぶたが重く感じて目を開けているのがつらくなる、頭が重く感じる、といった症状です。これらは、体が休息を必要とし始めているサインと言えます。
ただし、これは睡眠不足や疲れによる自然な眠気の場合です。もしナルコレプシーなどの病気の場合、特に前触れもなく、突然ガクンと眠りに落ちてしまう「睡眠発作」などが起こることもあり、この場合は明確な前兆を感じないこともあります。不安に思うことがある場合は、睡眠外来などで相談しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働省.“健康づくりのための睡眠ガイド2023”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf,(参照 2025-11-25).
Pérez-Carbonell et al. Understanding and approaching excessive daytime sleepiness. Lancet (London, England). 2022, 400, 1033-1046.
Maski, Kiran, and Judith A Owens. Insomnia, parasomnias, and narcolepsy in children: clinical features, diagnosis, and management. The Lancet. Neurology. 2016, 15, 1170-81. - A.
人混みでは情報過多で脳が疲れたり、もともとの体質などの影響で眠くなりやすくなる場合があります。
解説人混みに行くと眠くなるのは、いくつかの理由が考えられます。まず、人混みの中では、目や耳から入ってくる情報(人の顔、会話、騒音、さまざまな動き)が非常に多く、脳はそれらの情報を無意識のうちに処理しようとしてフル回転します。その結果、脳が短時間で疲れてしまい、休息を求めて眠気を引き起こすことがあります。
さらに、低血圧、睡眠不足などがあると、こうした環境ストレスに弱くなり、眠気として自覚しやすくなる可能性があります。頻度が高い、立ちくらみや動悸を伴う、生活に支障がある場合は、一度内科や心療内科で評価を受けると安心です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るBeermann, Mira, and Anna Sieben. The connection between stress, density, and speed in crowds. Scientific reports. 2023, 13, 13626.
Pérez-Carbonell et al. Understanding and approaching excessive daytime sleepiness. Lancet (London, England). 2022, 400, 1033-1046. - A.
ナルコレプシーなどの過眠症が考えられます。
解説寝ても寝ても眠い場合、考えられる原因としては、以下のような病気が挙げられます。
寝ても寝ても眠い場合に疑われる病気
など
受診の際、現在内服中のお薬がわかるお薬手帳などを持参してください。また、これまでの既往歴や、血の繋がったご家族の既往歴なども答えられるようにしておくとスムーズです。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本神経治療学会. 標準的神経治療:不眠・過眠と概日リズム障害. 神経治療. 2016, 33, p.575-609.
日本睡眠学会.“睡眠障害のスクリーニングガイドライン”.日本睡眠学会.https://jssr.jp/files/introductory/kit-2.pdf,(参照 2024-04-15). - A.
寝ても寝ても眠い女性では、更年期障害やうつ病、睡眠時無呼吸症候群などの可能性が考えられます。
解説寝ても寝ても眠い女性の病気として、疑われる病気は以下の通りです。
寝ても寝ても眠い場合に疑われる病気(男女共通)
など
寝ても寝ても眠い場合に疑われる病気(女性限定)
など
いずれも、ホルモンバランスによる眠気です。婦人科に相談しても良いでしょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本神経治療学会. 標準的神経治療:不眠・過眠と概日リズム障害. 神経治療. 2016, 33, p.575-609.
日本睡眠学会.“睡眠障害のスクリーニングガイドライン”.日本睡眠学会.https://jssr.jp/files/introductory/kit-2.pdf,(参照 2024-04-15). - A.
運転中や仕事中の強い眠気が何日も続く場合は、病気である可能性があります。
解説はい。運転中や仕事中の強い眠気が何日も続く場合は、病気の可能性が疑われます。
症状が続く場合は、以下のような病気の可能性があります。強い眠気が続く場合に疑われる病気
など
運転や危険を伴う仕事は避け、早めに精神科の受診をご検討ください。
受診の際、現在内服中のお薬がわかるお薬手帳などを持参してください。また、これまでの既往歴や、血の繋がったご家族の既往歴なども答えられるようにしておくとスムーズです。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本神経治療学会. 標準的神経治療:不眠・過眠と概日リズム障害. 神経治療. 2016, 33, p.575-609.
日本睡眠学会.“睡眠障害のスクリーニングガイドライン”.日本睡眠学会.https://jssr.jp/files/introductory/kit-2.pdf,(参照 2024-04-15). - A.
昼間に耐えられないほどの強い眠気を感じ、疲れや集中力低下のために仕事や日常生活に支障が生じる症状です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る仕事中や車の運転中など、寝てはいけない時も我慢できないほど異常な眠気を感じてしまう症状のことをいいます。
通常の眠気であれば、コーヒーを飲む、ガムを噛む、軽く体を動かすなどの気分転換などで覚ますことができますが、異常な眠気はそのような行動によって紛らわせることが困難です。 - A.
水分不足が間接的に日中の眠気を引き起こしている可能性はあります。
解説水分不足が原因で日中に強い眠気が起こることは、現時点では直接的な因果関係は明確ではありませんが、間接的な影響は考えられます。
軽度から中等度の脱水は認知機能や気分(疲労感、注意力低下、頭痛など)に悪影響を及ぼすことが示されていますが、睡眠の質や量自体には大きな影響を与えないと報告されています。ただし、脱水による疲労感や注意力低下が日中の活動性や覚醒度を低下させ、「眠気」として自覚される可能性は十分に考えられます。
また、強い眠気の原因は睡眠不足、睡眠時無呼吸症候群、薬剤、甲状腺機能異常、貧血など多岐にわたるため、専門の医療機関での詳しい検査などが必要になります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るPérez-Carbonell et al. Understanding and approaching excessive daytime sleepiness. Lancet (London, England). 2022, 400, 1033-1046.
Aristotelous, Panagiotis et al. Effects of controlled dehydration on sleep quality and quantity: A polysomnographic study in healthy young adults. Journal of sleep research. 2019, 28, e12662. - A.
共通の原因により同時に発症することがあります。
解説日中の強い眠気と食欲不振は、直接一方が他方を起こすというより、共通の背景要因を反映して同時に出ることがあります。
たとえば、睡眠時無呼吸症候群や慢性の睡眠不足では、日中の過度な眠気に加えて倦怠感や腹部の不快感が生じ、結果として食欲が落ちやすくなります。うつ病や不安症では、睡眠リズムの乱れと興味・意欲低下が並行して進行し、強い眠気と食欲低下が同時に見られます。
さらに、甲状腺機能低下症、糖尿病、慢性感染症、悪性腫瘍などの内科疾患でも両症状がセットで出現し得ます。そのため、この2つの症状が数週間以上持続する場合などは、生活習慣だけでなく精神疾患や内科疾患を含めて評価することが重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働省.“健康づくりのための睡眠ガイド2023”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf,(参照 2025-11-25).
Pérez-Carbonell et al. Understanding and approaching excessive daytime sleepiness. Lancet (London, England). 2022, 400, 1033-1046.
Maski, Kiran, and Judith A Owens. Insomnia, parasomnias, and narcolepsy in children: clinical features, diagnosis, and management. The Lancet. Neurology. 2016, 15, 1170-81. - A.
日中の強い眠気は塩分不足より、低ナトリウム血症や睡眠障害など他の要因によることが多いです。
解説日中の強い眠気は「塩分不足」そのものよりも、低ナトリウム血症という電解質異常があるかどうかが問題になります。ナトリウムが大きく低下すると、だるさ・集中力低下・傾眠傾向・頭痛・吐き気などが出て、さらに進むと意識障害やけいれんも起こり得ます。
一方で、健康な人が一時的に塩分を控えた程度では、強い眠気の主な原因になることはあまりありません。日中の眠気は、睡眠不足、睡眠時無呼吸症候群、うつ病、薬剤の副作用などのほうが頻度としては多いと考えられます。
強い眠気が続く、むくみ・体重変化・口渇・立ちくらみなどを伴う場合は、自己判断せず採血を含めて医療機関で評価を受けることが重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働省.“健康づくりのための睡眠ガイド2023”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf,(参照 2025-11-25).
Pérez-Carbonell et al. Understanding and approaching excessive daytime sleepiness. Lancet (London, England). 2022, 400, 1033-1046.
Maski, Kiran, and Judith A Owens. Insomnia, parasomnias, and narcolepsy in children: clinical features, diagnosis, and management. The Lancet. Neurology. 2016, 15, 1170-81. - A.
概日リズムや血糖値の上昇などが関連している可能性はあります。
解説昼食後だけ強い眠気が出やすいのは、いくつかの要因が重なるためです。まず体内時計のリズム上、ちょうど昼食を食べ終わったあとの時間帯は覚醒度が自然に低下します。そこに食事をとると、急な血糖上昇が起こることに加え、副交感神経が優位になることでリラックス方向に傾き、眠気が増すと考えられます。
さらに、睡眠不足の場合や昼休みに静かな環境で一息つくことも拍車をかけ、朝や夜より「昼だけ特に眠い」と感じやすくなる要因となっている可能性があります。一方で、極端な眠気や居眠りが続く場合は、睡眠時無呼吸症候群などの病気は隠れている可能性もあるため、注意が必要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働省.“健康づくりのための睡眠ガイド2023”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf,(参照 2025-11-25).
Pérez-Carbonell et al. Understanding and approaching excessive daytime sleepiness. Lancet (London, England). 2022, 400, 1033-1046.
Maski, Kiran, and Judith A Owens. Insomnia, parasomnias, and narcolepsy in children: clinical features, diagnosis, and management. The Lancet. Neurology. 2016, 15, 1170-81. - A.
はい、睡眠不足になると食欲を抑えるホルモンが減り、逆に食欲を高めるホルモンが増えると考えられます。
解説日中の強い眠気と異常な食欲は関連している可能性があります。特に「睡眠不足」が続くと、私たちの食欲をコントロールしているホルモンのバランスが崩れてしまうことが知られています。
睡眠が不足すると、食欲を抑える「レプチン」というホルモンが減少し、逆に食欲を高める「グレリン」というホルモンが増加してしまいます。その結果、日中に強い眠気を感じると同時に、お腹が空いていないはずなのに無性に何か食べたくなったり、特に甘いものや脂っこいものを求めてしまったりすることがあります。
日中の眠気と異常な食欲の両方に悩んでいる場合は、まずは夜の睡眠をしっかり確保し、改善が見込めない場合は医療機関を受診してください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働省.“健康づくりのための睡眠ガイド2023”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf,(参照 2025-11-25).
Pérez-Carbonell et al. Understanding and approaching excessive daytime sleepiness. Lancet (London, England). 2022, 400, 1033-1046.
Maski, Kiran, and Judith A Owens. Insomnia, parasomnias, and narcolepsy in children: clinical features, diagnosis, and management. The Lancet. Neurology. 2016, 15, 1170-81. - A.
加齢で夜間の睡眠が浅くなるため日中眠くなることはあります。ただ、病気や薬の副作用の可能性もあるため注意も必要です。
解説高齢になると、若い頃に比べて夜中に目が覚めやすくなったり、朝早く目覚めたりするなど、睡眠パターンが変化することが一般的です。夜間にぐっすり眠れない分、日中に眠気が出てうとうとすることは、ある程度は自然なこととも言えます。また、退職などで日中の活動量が減ることも、眠気を誘発する要因になります。
しかし、日中の眠気が非常に強くて日常生活に支障が出ている場合や、以前と比べて急に眠気が増した場合は、注意が必要です。睡眠時無呼吸症候群や、認知症やうつ病の症状のひとつとして眠気が現れることもあります。また、服用している薬の副作用で眠気が出ている可能性もあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働省.“健康づくりのための睡眠ガイド2023”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf,(参照 2025-11-25).
Pérez-Carbonell et al. Understanding and approaching excessive daytime sleepiness. Lancet (London, England). 2022, 400, 1033-1046.
Maski, Kiran, and Judith A Owens. Insomnia, parasomnias, and narcolepsy in children: clinical features, diagnosis, and management. The Lancet. Neurology. 2016, 15, 1170-81. - A.
意識を失うように突然寝てしまうのは、ナルコレプシーなどの睡眠障害の可能性があります。単なる眠気と軽視せず受診してください。
解説日中に「意識を失うように」突然寝てしまうというのは、単なる眠気とは少し異なる可能性があります。もし、会話中や歩いている時、食事中など、普通では考えられないような状況で、自分でもコントロールできない強い眠気に襲われて眠り込んでしまうことが頻繁にあるなら、注意が必要です。これは「ナルコレプシー」という睡眠障害の症状のひとつである「睡眠発作」かもしれません。
ナルコレプシーは、日中の耐え難い眠気に加え、笑ったり驚いたりした時に急に体の力が抜ける「情動脱力発作」などを伴うことがあります。ほかにも、夜十分寝ているはずなのに日中ずっと眠い「特発性過眠症」など、強い眠気を引き起こす病気はいくつかあります。我慢できないほどの眠気が続く場合は、睡眠専門外来などで相談することが大切です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働省.“健康づくりのための睡眠ガイド2023”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf,(参照 2025-11-25).
Pérez-Carbonell et al. Understanding and approaching excessive daytime sleepiness. Lancet (London, England). 2022, 400, 1033-1046.
Maski, Kiran, and Judith A Owens. Insomnia, parasomnias, and narcolepsy in children: clinical features, diagnosis, and management. The Lancet. Neurology. 2016, 15, 1170-81. - A.
ストレスによる睡眠障害が原因となって、日中の強い眠気が起こる場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るストレスや生活の変化が原因で自律神経のバランスが乱れると、交感神経の働きが優位となり、脳が興奮状態になります。これによって睡眠障害が起こると、結果的に日中に強い眠気を引き起こすことがあります。
- A.
生理の2週間前から症状がある場合、可能性があります。気分の低下やむくみ、お腹の張りなどを伴うことがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る月経前の3~10日間にわたって症状が続き、かつ月経開始とともに症状が軽くなったり解消したりする場合、月経前症候群の可能性があります。月経前症候群の場合、日中の強い眠気以外に、気分の低下やむくみ、お腹の張りといった症状を伴うことがあります。
なお、月経前症候群の原因ははっきりとはわかっていません。一説によれば、女性ホルモンの変動が関わっていると考えられています。
治療法としては、低用量ピルなどの排卵抑制療法、漢方、その他症状を和らげる薬などを用いた薬物療法が主となります。 - A.
寝付きが悪い、よく途中で目が覚めるなどの症状が1ヶ月以上続き、日中の眠気・だるさ・集中力や食欲の低下などがある場合は可能性があります。
解説不眠症が原因となって日中に強い眠気の症状をきたすこともあります。不眠には以下のようにいくつか種類があります。
- 寝付けない(入眠困難)
- 寝付いても頻回に覚醒する(中途覚醒)
- 起きる時間よりも早く目が覚めて二度寝できない(早朝覚醒)
こうした夜間の不眠を治療することで、日中の強い眠気が改善することがあります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る - A.
感情の起伏が激しい状態が続き、憂鬱な気分やイライラ、集中力の低下などがある場合は可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るうつ病の一つの症状に「不眠または過眠」があり、うつ病によって日中に強い眠気を感じる場合もあります。
うつ病の特徴的な症状としては、抑うつ気分に陥ったり、これまで楽しめていたことに興味を持てなくなったりといった症状が挙げられます。その他、以下のような症状が見られることもあります。- 食欲の減退または増加
- 疲労感
- 気力の減退
- 罪責感
- 思考力や集中力の減退
- 死についての反復思考
うつ病の診断は睡眠に関すること以外も含めて包括的に行われますので、心療内科・精神科を受診しましょう。
- A.
夜間にしっかりと寝ているにもかかわらず日中に強い眠気を感じる場合、可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る夜にしっかりと寝ているにもかかわらず日中に強い眠気を感じる場合、過眠症やナルコレプシーの可能性があります。
過眠症では、睡眠時間が7時間取れているにもかかわらず、過剰な眠気を感じます。
ナルコレプシーは睡眠障害の一つで、睡眠発作や日中の過剰な眠気以外の症状として、脱力発作、入眠時の幻覚、睡眠麻痺などが見られます。治療としては、中枢神経刺激薬が使われます。 - A.
睡眠時の大きないびきが日常化している場合や、気になる症状がある場合、可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る以下のような症状や病気が見られる場合、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
- いびきや無呼吸(ベッドパートナーへの確認が必要)
- 中途覚醒
- 喉の渇き
- 早朝覚醒
- 起床時の熟眠感のなさ
- 薬でなかなか治らない高血圧
夜間の睡眠がうまくとれていないと、日中に眠気を感じ、イライラしたり集中力や判断力が低下したりしやすくなります。
- A.
睡眠不足や睡眠の質の低下、体内時計の乱れ、ストレス、飲酒、カフェインの過剰摂取などが考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る仕事や子育て、介護などのために夜の睡眠がとれていない(時間が短い、質が悪い)と、日中に眠気が起こりやすくなります。ゲームやインターネットによる夜更かしにも要注意です。
睡眠覚醒スケジュールの不適切さが日中の眠気を引き起こしている場合、毎日の睡眠時間を十分に確保することが最も適切な対処法となります。 - A.
睡眠時無呼吸症候群、ナルコレプシーなどの過眠症、うつ病、不眠症、月経前症候群などが考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る日中の強い眠気の原因としては、夜間の睡眠不足・睡眠障害、脳の睡眠覚醒システムの機能障害(ナルコレプシーや特発性過眠症)、睡眠覚醒リズムの乱れなどが考えられ、原因に応じて背後に潜む病気が異なります。
夜間の睡眠不足・睡眠障害
夜間の睡眠不足・睡眠障害の原因としては、むずむず足症候群や痛みなどの身体症状、ストレスによる不眠症、閉塞性あるいは中枢性の睡眠時無呼吸症候群などが考えられます。
原因となる疾患の治療により、睡眠障害が改善すれば、日中の眠気が起こりにくくなります。ナルコレプシー
ナルコレプシーは睡眠障害の一つで、睡眠を制御する中枢神経系の機能障害によるものとされています。症状としては、非常に強い発作的な眠気以外にも、レム睡眠と関連した症状(入眠時の幻覚、情動脱力発作、睡眠麻痺(金縛り)など)が見られます。睡眠発作は食事中や運転中などの不適切なタイミングにも起こります。
特発性過眠症
過度の眠気はあるものの、ナルコレプシーに特徴的な症状が見られないものです。中枢神経系に何らかの原因があるとされています。
睡眠覚醒リズムの乱れ(睡眠不足症候群)
睡眠覚醒スケジュールの不適切さから、日中の眠気や疲労、集中力の欠如、記憶障害、イライラしやすさ、焦燥感などが生じることがあります。原因は必ずしも病気とは限りません。
睡眠不足に対しては、休日に普段より長く睡眠をとる、カフェインを摂取する、昼寝をするなどの対処をする人が多いですが、最も適切な対処法は、毎日の睡眠時間を十分確保することです。月経関連過眠症
月経前・月経時に仮眠期が出現します。経口避妊薬での治療が有効であることから、ホルモンバランスの乱れから生じる二次的なものとされています。
- A.
睡眠時間を確保しても日中の強い眠気が続く場合は睡眠外来、無呼吸の症状があれば呼吸器科や耳鼻科を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る日中の強い眠気の原因はさまざまですが、日常生活や社会活動に支障が出ている場合は、病院で相談するほうがよいでしょう。
また、夜間のいびきや無呼吸など、睡眠時無呼吸症候群の徴候がある場合も、治療によって改善できる可能性があるため、病院(睡眠外来、呼吸器科、耳鼻科等)を受診しましょう。
日中の眠気は、交通事故や仕事上のミスにつながることがあります。自分でなんとかしようとせずに、早めに専門家に相談しましょう。
受診先がわからない場合は、かかりつけ医や会社の産業医に相談してみましょう。 - A.
眠くなる頻度や場面、就寝・起床の時間といった睡眠スケジュール、夜中に目が覚めるなど夜間の睡眠について気になることを詳しく伝えてください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る下記のような点を中心に医師に説明するとよいでしょう。
- どのくらいの頻度で(毎日なのか、週数日なのか)眠くなるのか
- どのような場面で(電車に乗っている時、大事な会議中、運転中)眠くなるのか
- 何時頃に布団に入るか
- 寝付くまでにどの程度の時間がかかるか
- 夜中に目が覚めることはあるか
- 昼寝の習慣はあるか
- 平日と週末の睡眠スケジュールに違いがあるか
- A.
夜に眠れない、昼間に眠気が長時間続く、日常生活でだるさや集中力の低下、気分の沈みを感じるといった場合は受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る下記のような場合には受診が勧められます。
- 昼間の眠気がつらく、夜の睡眠をしっかりとっても改善しない
- 夜間なかなか眠れない
- 仕事中や運転中に眠気が起こるなど、日常生活に支障がある
- 眠気の他にだるさや集中力の低下、気分の沈みなどが見られる
- A.
内科や耳鼻科、精神科の受診をお薦めします。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る眠っている時のいびきや無呼吸があるようであれば、睡眠時無呼吸症候群の検査ができる呼吸器内科や耳鼻科を受診しましょう。
他方、寝つきが悪い、眠りが浅いなど、夜間の睡眠がうまく取れない場合や、ストレスを抱えていたり気分が落ち込んだりといったメンタル面の不調を伴う場合には、精神科・心療内科を受診してください。
最近では「睡眠外来」といって、睡眠に関する相談全般に対応してくれる外来も増えてきています。 - A.
まずは睡眠不足を解消しましょう。生活リズムを整え、可能であれば短時間の午睡を取りましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る日中の強い眠気に対して即効性のある対処法としては、まずは慢性的な睡眠時間の不足を解消することです。
可能であれば起床時間を決めて、必要な睡眠時間を逆算して入眠できる生活リズムを心がけましょう。短時間の午睡(15分程度)が効果的なこともあります。
睡眠不足を解消しても日中の強い眠気がある場合は、過眠症などの睡眠障害や身体疾患、精神疾患が原因である可能性があるため、睡眠外来や精神科・心療内科を受診しましょう。 - A.
規則正しい十分な睡眠、ストレスの発散、減量・減酒、寝る3~4時間前にはカフェインを摂取しないことなどが挙げられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る最も重要なのは規則正しい睡眠です。ストレスは睡眠障害の原因となるため、なるべくストレスを溜め込まないような生活を心がけましょう。
また、太りすぎや飲酒は睡眠時無呼吸症候群を引き起こす場合があり、減量や減酒によって症状が改善することもあります。なお、眠れないからといってベンゾジアゼピン系睡眠薬を使用すると、無呼吸は悪化することがあるため、薬の使用については医師と相談してください。
シフトワークで夜勤がある方については、睡眠障害の対策として、以下の点を心がけるようにしましょう。- 前日は十分な睡眠をとる
- 仕事に入る前に十分な食事と水分補給をする
- できれば深夜2〜4時に30分程度の仮眠をとる
- 勤務中の照明は明るくする
- カフェインの作用には個人差があるので、自身に対する効き目をきちんと把握して使用する
- 夜勤明けは予定を入れず早めに寝る
- A.
まずは医療機関を受診し、医師の指示を受けましょう。市販薬を使う際も、副作用を伴うことがあるので医師に相談しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るナルコレプシーの診断が下っている場合、「中枢神経刺激薬」と呼ばれる治療薬が効果的と言われます。
また、夜間の睡眠障害のために日中に眠気がある場合は、睡眠習慣や寝室環境の改善、適切な薬物療法によって夜間の睡眠が安定して確保できると、症状が改善することが多いです。
なお、薬は適切に使用すれば効果的ですが、誤った用い方をすると症状の悪化や副作用を引き起こす場合があるため、あらかじめ医師に相談して指示を仰ぐようにしてください。
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日中も著しく眠いという症状はどんな病気に関連しますか?
日中も著しく眠いという症状について、医師からのよくある質問
- 日中も眠く、うとうとしたりよく仮眠をしたりといった生活が続いていますか?
- お腹だけでなく、全体的に太っていると感じていますか?
- 頭痛がありますか?あるいは頭が重いですか?
- 息苦しさを感じますか?
- これまでに【高血圧症(血圧が高い)】と診断されたことはありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 脳神経内科
