腸重積症になると便秘になる?便はどうなる?何科を受診する?
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腸重積症になると便秘になりますか?
腸重積症になると便秘になりますか?
腸重積症では便秘が起こる可能性があります。
腸重積症は、便秘になることがあります。
腸重積症では腸の一部が隣の腸に入り込むことで通過障害、すなわち腸管の閉塞が起こります。病状が進行し、腸の閉塞の程度が強くなると、腸内容物の正常な流れが阻害され、便やおなら(ガス)の排出が妨げられることがあります。これにより、腹痛、嘔吐、腹部の膨満感、便秘などの症状が現れることがよくあります。
ただし、初期にはおならや便は普通に出ることもあり、症状だけでは軽い胃腸炎と区別がつきにくい場合があります。むしろ、便秘そのものよりも、排便困難や、周期的な激しい腹痛、嘔吐、血液と粘液の混ざった粘液便(イチゴジャム状あるいはイチゴゼリー状の便)が特徴的です。
腸重積症による便秘は「腸が閉塞しているための排便障害」であり、通常の便秘とは原因や対応が異なるため、自己判断で下剤を使うのは危険です。腹痛や嘔吐、血便といった典型的な症状に加えて、便が出にくくなる場合は、腸の通過障害が進行している可能性があり、早めに医療機関を受診することが重要です。
腸重積症は放置すると、腸の壊死や敗血症など命に関わる合併症を起こす危険があるため、早期診断・早期治療が非常に重要です。便秘やおならの排出が不良な場合は、腸閉塞を示唆する危険信号であり、緊急の医療処置が必要です。速やかに医療機関を受診しましょう。
腸重積症で便はどうなりますか?
腸重積症で便はどうなりますか?
腸重積症では血の混ざったゼリー状の便が出ることがあります。
腸重積症では、血液と粘液の混ざったイチゴジャム状の便が出ることがあります。
腸重積症は、腸の一部が隣の腸に入り込むことで、血流が妨げられる病気です。腸が重なり合うことによる圧力と刺激によって炎症が起こり、腸管の腫れ、腸管粘膜の傷害・出血、腸粘膜の剥離が生じることがあります。その結果、便に血液と粘液が混ざった粘血便が見られるのが特徴です。その特徴的な見た目から、イチゴジャム状、イチゴゼリー状などと表現されます。これは、周期的な激しい腹痛や嘔吐と並ぶ、腸重積症の典型的なサインのひとつで、発症から数時間~半日程度で出ることが多いです。
ただし、便の異常は必ずしも初期から現れるわけではありません。初期には普通の便が出ることもあり、病状が進行するにつれて、便に目に見える血や粘液が混じることがあります。また、血便が出る前に激しい腹痛や嘔吐が先に現れることがあります。
腸重積症は、放置すると腸の壊死や敗血症など、命に関わる合併症を起こす危険があるため、早期診断・早期治療が非常に重要です。血便が出た場合には、迷わず早急に医療機関を受診することが必要です。特に乳幼児は症状を言葉で伝えられないため、便の状態をよく観察することが重要です。
腸重積症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
腸重積症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
腸重積症が疑われたら小児科をすぐに受診しましょう。
腸重積症が疑われる場合には、ためらわずに小児科を受診することが第一選択です。特に「激しい腹痛を周期的に繰り返す」「吐き気や嘔吐がある」「血便が出た」といった症状があれば、救急外来を受診してください。
腸重積症とは、腸の一部が隣接する腸管の中に入り込んでしまう、子どもに多い病気です。小児科では腹部の診察と超音波検査で診断が行われます。腸重積症が確認された場合、多くの場合は小児科医が放射線科と連携して「注腸整復(空気や造影剤で腸を押し戻す治療)」を行います。もし整復が難しい、腸が壊死している、再発を繰り返すといった場合には、小児外科が対応して手術が必要になることもあります。すなわち、まずは小児科を受診し、必要に応じて小児外科へつながる流れになります。
また、整復が成功したあとも、経過観察のために入院が必要になることが一般的です。治療後数時間にわたり、合併症や再発の有無を観察したあと、状態が安定し、水分摂取が許容される場合に退院が検討されます。
腸重積症は乳幼児に多い急性の病気で、放置すると腸が壊死して命に関わることがありますが、早期に診断できれば、多くは非観血的治療で済み、腸を切らずに回復できます。家庭で様子を見ている間に急速に悪化することもあるため、疑わしい症状があれば、夜間や休日でも救急を受診することが大切です。
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編集・監修基準について
本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。
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医師執筆/監修
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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