生後2ヶ月でも腸重積症になりますか?
生後2ヶ月でも腸重積症になることはあります。
可能性は低いですが、生後2ヶ月でも、腸重積症になることがあります。
腸重積症は乳幼児に多い病気です。小児の腸重積症の多くは、生後3ヶ月から3歳の間に発生し、腸重積症を発症する乳児の60%は生後2ヶ月から1歳です。発生率のピークは通常、生後4ヶ月から9ヶ月頃とされています。
生後2ヶ月は典型的な発症時期よりはやや早いですが、腸重積症を発症することはあります。原因の多くは特発性(原因不明)であり、腸のリンパ組織の腫れや腸の動きのアンバランスがきっかけと考えられています。また、生後2ヶ月未満や新生児における腸重積症も、非常にまれですが、あり得ないわけではありません。
生後2ヶ月前後では症状がわかりにくく、泣き方の変化や哺乳不良、嘔吐などの軽いサインだけでは、腸重積症に気がつきにくいこともあります。しかし、腹痛や嘔吐、血便が見られた場合には、年齢に関係なく腸重積症の可能性を考え、すぐに医療機関を受診することが重要です。
腸重積症は放置すると、腸の壊死や敗血症など命に関わる合併症を起こす危険があるため、早期診断・早期治療が非常に重要です。早期に診断できれば非手術的整復で治ることが多く、後遺症も少なくなります。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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