腸重積症の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
腸重積症の発症中は、再発と合併症に注意しながら安静に過ごすことが大切です。
腸重積症の整復後は、再発や合併症に注意しながら安静に過ごすことが大切です。
腸重積症の症状があるときや整復後の経過観察期間には、いくつかの点に注意が必要です。
症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診する
腸重積症は緊急対応を要する病気です。腹痛、嘔吐、血便、活気不良(ぐったり)などみられる場合には、ただちに病院を受診してください。早期診断・早期治療が、重篤な合併症の予防につながります。
症状がある場合は無理に遊ばせず安静にする
腹痛や嘔吐があるときに無理に動くと、症状が悪化することがあります。また、食事は症状が落ち着くまでは控えめにし、水分補給を中心にします。
術後の感染や合併症の兆候に注意する
手術を受けた場合には、切開部位の発赤、腫れ、膿、発熱、痛みの増強がないかを観察し、これらの兆候が現れた場合には、病院へ連絡してください。
再発に注意する
治療後も再発の可能性があり、特に注腸整復後48時間以内に再発する可能性が高くなります。腹痛、嘔吐、血便などの兆候があれば、すぐに医療機関を受診してください。特に乳幼児は自分で症状を伝えられないため、親が様子をよく観察することが重要です。
腸重積症は腸の一部が入り込むことで起こる病気で、日常生活のちょっとした習慣で予防したり、治せたりするものではありません。整復後や手術後の日常生活では、特別な食事制限や運動制限は基本的にありませんが、医師の指示に従い、経過観察期間は無理をさせないことが安全です。早期に症状を見つけることが、重症化を防ぐ最大のポイントです。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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