神経線維腫症には初期症状はありますか?
NF1型はカフェオレ斑、NF2型は難聴や耳鳴りが初期症状として現れます。
神経線維腫症には初期症状があり、NF1型とNF2型で異なります。
NF1型の初期症状としては、生まれたときから現れるカフェオレ斑が最も一般的です。カフェオレ斑は淡い茶色の皮膚の斑点で、大きさは小児例で5mm以上で、これが6つ以上みられる場合、NF1型の疑いがあります。
皮膚に小さな神経線維腫が現れ始めることもありますが、これは思春期以降に顕著になることが多いです。
また、一部の子どもでは骨の異常(脊柱側弯症)や学習障害が初期に認められることがあります。
NF2型の初期症状は、通常10代後半から20代にかけて現れます。
最初の兆候としては、聴神経腫瘍による片耳の難聴や耳鳴り、バランス感覚の低下などが挙げられます。これらは聴神経への腫瘍による圧迫が原因です。
また、頭痛やめまいなどの神経症状が現れることもあります。
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最終更新日:
東京頭痛クリニック 脳神経内科
越智 佳奈 監修
(参考文献)
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