神経線維腫症が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?

カフェオレ斑や難聴、視力低下などの症状が見られたら早期受診が推奨されます。

解説

NF1型では、特に以下の症状が見られた場合に受診が必要です。

  • カフェオレ斑:6個以上の直径5mm以上の斑点が子どもにみられる場合
  • 皮膚の神経線維腫:皮膚に小さなこぶや腫瘍が出現した場合
  • 骨の異常:脊柱側弯症や長管骨の変形などが現れた場合。
  • 視力異常:視神経膠腫の兆候として、視力低下がみられる場合

NF2型では、以下の症状が出現した際に病院を受診することが重要です

  • 難聴耳鳴り:聴神経腫瘍の初期症状として片耳の難聴や耳鳴りが見られた場合
  • 平衡感覚の低下やめまい:聴神経腫瘍によるバランス感覚の障害
  • 顔面神経麻痺:顔の筋肉が動かしづらくなるなどの神経症状

これらの症状が確認された場合は、早めに神経内科や皮膚科、遺伝カウンセリングを受診することが望ましいです。

診断が遅れると、症状が進行して治療が複雑になる可能性があるため、早期発見が重要です。

公開日

最終更新日

東京頭痛クリニック 脳神経内科

越智 佳奈 監修

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(参考文献)

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