気道過敏性検査の運動負荷試験とは何ですか?
体を動かした時の気道の反応性を調べる検査です。
運動負荷試験とは、体を動かした時の気道の反応性を調べる検査です。一般的にはトレッドミル(ランニングマシン)やエルゴメーター(自転車型の運動器具)などを使って行われます。一定時間運動を行った直後にスパイロメーターという機械で1秒量(FEV₁)やピークフロー値などの呼吸機能を調べます。空気の吐き出し量や速さを測定し、運動前後の測定値が基準以上低下した場合は気道過敏性が高いと判定されます。
この検査は、運動時にせきや息切れ、ゼーゼーとした音が出る場合に、喘息の診断や重症度の評価、治療効果の判定などを目的として実施されます。運動により一時的な気道狭窄が現れる人は、通常の生活でも刺激に対して気道が敏感であると考えられるため、喘息などの診断や治療の方針決定に役立ちます。
株式会社BearMedi 臨床検査技師
佐々木 祐子 監修
(参考文献)
.“運動誘発性喘息と気道過敏性 ”.J-Stage.https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpp1990/1/1/11100/_pdf/-char/ja,(参照 2025-07-29).
滝沢琢己ほか.“小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2023 ”..https://www.jspaci.jp/assets/documents/jpgl2023_web.pdf,(参照 2025-07-29).
環境再生保全機構.“Q3-2 気道過敏性の検査には、どのような試験があるのでしょうか?”..https://www.erca.go.jp/yobou/zensoku/basic/child/09_03_02.html,(参照 2025-07-29).
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