好中球減少症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
血液疾患や先天性による好中球減少症でG-CSF製剤の効果が乏しい場合、造血幹細胞移植が考慮されます。
先天性およびがん化学療法による好中球減少症において、多くの場合、顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)製剤が有効です。
一方、長期にわたるG-CSF製剤投与は骨髄異形成症候群(MDS)や急性骨髄性白血病(AML)発症のリスク増加が報告されており、注意が必要です。
G-CSF製剤に反応性の乏しい、再生不良性貧血などの血液疾患や一部の先天性による好中球減少症では、骨髄における造血機能の回復を目指し、造血幹細胞移植が考慮されます。
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最終更新日:
兵庫医科大学病院 輸血・細胞治療センター 血液内科
山原 研一 監修
(参考文献)
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