好中球減少症は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

がん化学療法による好中球減少症はG-CSF製剤を投与しますが、製剤特有の副作用があります。

解説

がん化学療法による好中球減少症は、使用したがん化学療法による骨髄での造血障害が原因です。したがって、造血障害を改善する顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)製剤が用いられます。
G-CSFには骨髄での造血、特に好中球の産生を促進し、好中球数を増加させる作用があり、化学療法後の患者さんに広く使用されます。

副作用としては、骨髄での造血刺激に伴う骨痛・背部痛発熱、肝機能異常、脾腫、アレルギー反応などがあります。

公開日

最終更新日

兵庫医科大学病院 輸血・細胞治療センター 血液内科

山原 研一 監修

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