強迫性障害で寝たくない場合の対処法を教えてください。
専門家と相談し治療を進めつつ、寝る前の不安を和らげる工夫や睡眠環境の改善を試してみましょう。
強迫性障害の方が「寝たくない」と感じる背景には、寝る前の確認行為が終わらない、寝ている間に何か悪いことが起こるのではという不安(強迫観念)、不潔感で布団に入れないなど、病気の症状が関係していることが多いと推測されます。
まず大切なのは、精神科医や臨床心理士などの専門家に相談し、強迫性障害自体の治療を進めることです。これにより、不安や強迫観念・強迫行為が和らぐことが期待できます。
それと並行して、寝る前の不安を軽くする工夫も有効です。例えば、
- 寝る1〜2時間前からはスマホやパソコンを見ない
- カフェインを避ける
- ぬるめのお風呂に入る
- 軽いストレッチをする
- 好きな音楽を聴く
など、リラックスできる習慣を取り入れましょう。
また、寝室を暗く静かにし、毎日同じ時間に寝起きするなど、睡眠に適した環境(睡眠衛生)を整えることも大切です。
「眠れない」と焦らず、「横になっているだけでも体は休まる」と考えるようにし、どうしても眠れない場合は、一度布団から出てリラックスするのもよいでしょう。
ひとりで抱え込まず、専門家の助けを借りながら、できることから試してみてください。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
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