生活習慣病は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
病気によってお薬は異なります。例えば糖尿病では、経口薬や注射薬が患者さんの状態に応じて選択されます。
生活習慣病は、食事や運動などの生活習慣が発症の要因となってる病気の総称のため、病気によって使用されるお薬は異なります。
主な生活習慣病とその薬物治療は以下の通りです。
- 2型糖尿病:
食事療法と運動療法を2~3ヶ月続けているいもかかわらず、良好な血糖コントロールが得られない場合は糖尿病経口薬や注射薬(インスリン注射など)などが使用されます。多くの種類の治療薬があり、患者さんの状態に応じて治療薬が選択されます。
- アルコール性肝障害:
基本は断酒ですが、補助として抗酒剤(ジスルフィラムやシアナミド)が用いられることもあります。重症アルコール性肝炎の場合は、ステロイドの投与が検討される場合もあります。
生活習慣の是正が行われ、尿酸降下薬などが使用されます。痛風関節炎にはNSAIDsなどが使われます。
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD):
禁煙が基本となり、薬物療法の中心は気管支拡張薬(抗コリン薬・β2刺激薬・テオフィリン薬)です。
副作用については、各薬剤によって異なりますので、主治医または薬剤師などにご相談ください。
公開日:
最終更新日:
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
アルコール医学生物学研究会.アルコール性肝障害.肝炎情報センター,https://www.kanen.ncgm.go.jp/cont/010/alcohol.html(参照 2024-11-05)
2型糖尿病はどのように治療するのか?.一般社団法人日本糖尿病学会,https://www.jds.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=10(参照 2024-11-05)
ガイドライン.一般社団法人 日本痛風・尿酸核酸学会,https://www.tukaku.jp/guideline/(参照 2024-11-05)
B-01 慢性閉塞性肺疾患(COPD).一般社団法人日本呼吸器学会,https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/b/b-01.html(参照 2024-11-05)
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