生活習慣病で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
病気によって異なりますが、疾患によっては別のお薬に変更したり、手術を行う場合もあります
生活習慣病は、食事や運動などの生活習慣が発症の要因となってる病気の総称のため、病気によって治療方法は異なります。
主な生活習慣病と、生活習慣改善や薬物療法が効かない場合での一般的な対応は以下の通りです。
- 2型糖尿病:
食事療法と運動療法を見直が行われたり、他のお薬への切り替えなどが検討されます。
- アルコール性肝障害:
基本は断酒となりますが、重症アルコール性肝炎の場合は、血漿交換や白血球除去療法などが試される場合もあります。
生活習慣の見直しが行われたり、他のお薬への切り替えなどが検討されます。痛風結節(尿酸の結晶が関節などに沈着して腫れる)がある場合では、外科手術も検討されます。
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD):
他のお薬への切り替えなどが検討されますが、低酸素症が進行してしまった場合には在宅酸素療法、呼吸不全が進行した場合は換気補助療法などの導入も検討されます。患者さんによっては、過度に膨張した肺を切除する外科手術が検討されることもあります。
患者さんの状態によって治療方針が決められますので、個別のケースについては主治医にご相談ください。
公開日:
最終更新日:
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
アルコール医学生物学研究会.アルコール性肝障害.肝炎情報センター,https://www.kanen.ncgm.go.jp/cont/010/alcohol.html(参照 2024-11-05)
2型糖尿病はどのように治療するのか?.一般社団法人日本糖尿病学会,https://www.jds.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=10(参照 2024-11-05)
ガイドライン.一般社団法人 日本痛風・尿酸核酸学会,https://www.tukaku.jp/guideline/(参照 2024-11-05)
B-01 慢性閉塞性肺疾患(COPD).一般社団法人日本呼吸器学会,https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/b/b-01.html(参照 2024-11-05)
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