喘息で行う呼吸機能検査とは何ですか?
主に努力性肺活量(FVC)、1秒量(FEV1)、1秒率(FEV1%)といった項目を測定します。
喘息の際に行う呼吸機能検査では、主に努力性肺活量(FVC)、1秒量(FEV1)、1秒率(FEV1%)といった項目を測定します。努力性肺活量とは、限界まで息を吸った後に一気に早く吐き出して測定する肺活量です。1秒量は1秒間でどれくらいの息を吐き出しているか、1秒率は努力性肺活量に対する1秒量の割合です。
喘息の診断や治療効果の確認には、1秒率が重要です。1秒率が70%未満だと「閉塞性換気障害」とされ、気道が狭くなっている状態であるとわかります。また、気管支喘息に特徴的な気道過敏性(正常の人に比べて気道が狭くなりやすい状態)を検査するため、気道を収縮させる物質を吸入して気道の反応を見る検査も行うことがあります。
株式会社BearMedi 臨床検査技師
佐々木 祐子 監修
(参考文献)
日本呼吸器学会.“呼吸器Q&A Q27.肺機能検査とはどのような検査法ですか?”..https://www.jrs.or.jp/citizen/faq/q27.html,(参照 2025-07-29).
.“呼吸機能検査の理解と臨床応用”.J-Stage.https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/109/12/1092496/pdf/-char/ja,(参照 2025-07-29).
愛知県臨床検査標準化協議会.“「呼吸機能検査における標準手順書」”.愛知県臨床検査標準化ガイドライン.https://www.aichi-amt.or.jp/aamt/wp-content/uploads/2024/03/aicc-guide-19.lung_function.pdf,(参照 2025-07-29).
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