筋ジストロフィーで足に症状が出るのはいつ頃ですか?
足の症状がみられ始める病型によって異なりますが、幼児期から学童期にかけて気づかれることが多いです。
筋ジストロフィーの病型によって、足に症状が出始める時期や特徴は様々です。以下に病型ごとの例を挙げます。
【デュシェンヌ型筋ジストロフィー】
多くの場合、歩行が可能になる前の幼児期から学童期にかけて、足の症状が目立つようになります。その後も以下のような足の症状がみられます。
- ジャンプができない、走れない
- 階段を上るのに手すりが必要
- 転びやすい、またはアヒルのように腰を振って歩く(動揺性歩行)
- 床から立ち上がる際に、手でひざや太ももを支えて体を起こす。「ガワーズ徴候(Gowers徴候)」や「登攀性起立」と呼ばれる特徴的な動作。
- ふくらはぎが大きくて硬くなる「仮性肥大」
先天性筋ジストロフィー
乳児期から全身の筋力低下や運動発達の遅れが見られるため、診断がつくことが多いです。足の症状も早期に気づかれることがあります。福山型先天性筋ジストロフィーでは、膝や足首の関節が早くから硬くなる「拘縮」が見られることもこの病型の特徴の一つです。
筋強直性ジストロフィー
多くは30~50歳代で発症し、肩や太ももなど体の中心に近い筋肉の筋力低下や痛みで症状に気づくことが多いです。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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