未熟児無呼吸発作の入院期間はどのくらいですか?
個人差がありますが、入院は数週間〜数ヶ月間、無呼吸が消える妊娠34〜36週相当までが目安です。
未熟児無呼吸発作の入院期間は、状態や生まれた週数によって異なり、数週間~数ヶ月になることがあります。
未熟児無呼吸発作とは、早産で生まれた赤ちゃんが一時的に呼吸を止めてしまう状態です。脳の呼吸調整機能(呼吸中枢)が未熟なために起こり、成長とともに自然に改善します。入院期間は、この「成熟のタイミング」に大きく左右されます。
一般的に、無呼吸発作は妊娠34〜36週相当(修正週数)までに自然と減少し、ほとんどの赤ちゃんで消失します。そのため、早産の場合は、状態が安定するまで数週間~数ヶ月の入院となることが多いです。
具体的な入院期間は、以下の要素で変わります。
- 出生時の週数・体重:生まれた週数が早いほど脳の成熟が遅く、無呼吸が長く残りやすい傾向があります。
- 無呼吸発作の回数・重症度:無呼吸がほとんど起きなくなってから数日間「無呼吸なし」を確認して退院となるのが一般的です。
- 併存症の有無:感染症、貧血、低血糖、慢性肺疾患などを合併していると、入院期間はさらに延びることがあります。
- 呼吸補助の必要性:CPAP(鼻から圧をかける呼吸補助)、酸素投与、カフェイン治療の必要性によって入院期間は伸びることがあります。
多くの赤ちゃんは、成長に合わせて無呼吸が自然に改善し、退院後は通常の生活が送れます。退院判断は「無呼吸が消失し、授乳・体温・体重増加が安定しているか」が基準となります。
未熟児無呼吸発作について、特に知りたいことは何ですか?
利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
未熟児無呼吸発作
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
公開日:
最終更新日:
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIに不調を相談
医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです
