寒暖差アレルギーと咳喘息は関係ありますか?
いわゆる寒暖差アレルギーと咳喘息は、それぞれ異なる病態です。
「寒暖差アレルギー」という疾患概念は確立されていません。
血管運動性鼻炎は寒暖差などに自律神経が異常に反応することによって、くしゃみや鼻水、鼻づまりといった鼻炎の症状が引き起こされる病気であり「寒暖差アレルギー」と呼ばれることがあります。
咳喘息と血管運動性鼻炎は異なる病気ですが、咳喘息も寒暖差によって咳が引き起こされることがあります。
これは寒暖差が気道の神経を刺激し、咳受容体の感受性を高める可能性があるためで、咳喘息の患者さんで観察される気道過敏性亢進と同様のメカニズムです。
特に、夜間から早朝にかけての咳や季節性の咳は、咳喘息の特徴であり、寒暖差の影響を受けやすい時間帯・時期と重なります。
寒暖差によって咳が引き起こされる場合、咳喘息の可能性も考慮する必要があります。
咳喘息の治療について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのも良いでしょう。
公開日:
最終更新日:
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
咳喘息
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。