カンジダ外陰腟炎
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更新日:2024/04/26
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カンジダ外陰腟炎について「ユビー」でわかること
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カンジダ外陰腟炎と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
陰部に痛みがある
- 症状の経過
- 改善も悪化もしていない
- 症状の頻度
- 初めての症状である
- 自覚した時期
- 1-7日前から
尿道のかゆみ、不快感がある
- 症状の頻度
- 初めての症状である
- 症状の経過
- 改善も悪化もしていない
- 自覚した時期
- 1-7日前から
カンジダ外陰腟炎とはどんな病気ですか?
「カンジダ」とは、ストレスなどによって皮膚や粘膜に常在するカンジダ菌が異常に増殖する病気です。性器のかゆみや、酒かすのようなおりものがみられます。薬を使って1週間程度で治療することができます。症状がある場合は、女性なら婦人科、男性なら泌尿器科や皮膚科を受診しましょう。
カンジダ外陰腟炎への対処法は?
自然に治ることもありますが、治療することで症状を改善させ、治癒を早めるので、症状が続いたり、再発を繰り返す場合は産婦人科受診をお勧めします。
カンジダ外陰腟炎の専門医がいる近くの病院はありますか?
カンジダ外陰腟炎の専門医がいる病院を見るカンジダ外陰腟炎のQ&A
- A.
カンジダが体内の血液などの深部に広がった場合には発熱しますが、外陰部や口腔内のカンジダではまれです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るカンジダ感染の中でも、免疫力が著しく低下している場合、カンジダが血液中に入り込み、全身に広がることで発症する「深在性カンジダ症」という病気があります。
深在性カンジダ症では、高熱が出ることがあります。深在性カンジダ症は、入院患者さんや、高齢者、免疫抑制剤を使用している方などに多くみられ、重症化すると命に関わることもある病気です。
一方、口腔カンジダ症、性器カンジダ症、皮膚カンジダ症などの表在性カンジダ症は、発熱を伴うことはまれです。
治療やカンジダについて詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
はい、痛みを感じる可能性はあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る性行為の際に炎症を起こしたデリケートな部分が刺激されると、痛みを感じる可能性があります。
その他、腟カンジダの主な症状は、おりものの増加やかゆみなどです。
なお、性行為の際の痛みの原因としてはカンジダ腟炎以外にもさまざまなものがあります。
その他の代表的な原因としては以下のようなものが挙げられます。- 性器ヘルペス:有痛性の病変が外陰部中心に広がります
- 子宮内膜症:主に深く挿入した場合などに奥のほうに痛みが広がります。
- 萎縮性腟炎 :腟が乾燥したり、粘膜が弱くなることでヒリヒリとした痛みが感じやすくなります。
治療やカンジダについて詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
症状としては、一般的ではありません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る症状としては一般的ではありません。外陰部のカンジダの主な症状は、おりものの増加やかゆみ、外陰部の炎症などです。
感染症が原因での下腹部痛の場合には、カンジダ以外の一般細菌やクラミジア感染症、淋菌感染症などが関与している可能性があり、骨盤内炎症性疾患(PID)と呼ばれています。
感染症に限らず下腹部痛の原因としては、などさまざまです。
女性であれば一度産婦人科で相談してみるとよいでしょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
はい、排尿痛がみられることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るカンジダでは排尿痛がみられることがあります。カンジダによる外陰部の炎症が尿道付近にも波及した場合には、痛みを感じることもあるでしょう。
排尿痛のほか、外陰部のかゆみ、カッテージチーズ状のおりものなどの異常がみられる場合、カンジダに感染した可能性が考えられます。
排尿痛のその他の代表的な原因としては、膀胱炎が挙げられます。
カンジダ腟炎も膀胱炎も女性にみられやすい病気であり、治療を行ううえで両者を正確に見分けることが重要です。産婦人科を受診のうえ、おりものの検査や尿の検査を受けるとよいでしょう。
治療やカンジダについて詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
恥垢は新陳代謝による老廃物で、カンジダは感染症の症状として特徴的なおりものになります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る恥垢は、新陳代謝によって陰部皮膚表面から剥がれ落ちた垢や皮脂、汗などが混ざり合ってできたものです。
生理的な現象であり、誰にでも発生する可能性があります。清潔な管理を心掛けていれば綺麗になります。また、洗いすぎもよくないとされているので注意が必要です。
一方、カンジダは、真菌が腟内で異常に増殖して起こる感染症です。
おりものの量が増え、ヨーグルトやカッテージチーズのような特徴的な白いおりものがみられるほか、かゆみなどの症状も伴うことが多いでしょう。
抗真菌薬を用いて治療することが一般的です。
治療やカンジダについて詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
はい、カンジダの可能性はあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る月経中に腟のかゆみが生じた場合、カンジダの可能性があります。
カンジダは常在菌の一種で、健康な女性の腟内にも常在していることがありますが、免疫力の低下やホルモンバランスの変化などによって異常に増殖することがあります。
月経前後の時期は、腟内の細菌のバランスが崩れ、免疫力が低下しやすい時期とされており、そのため、カンジダ腟炎になりやすい時期と言えます。
一方で月経期には、かぶれなどによるかゆみも生じやすい時期です。カンジダの場合にはかゆみのほか、おりものの状態が酒粕状やカッテージチーズ状に変化することが多いのが特徴となります。
治療やカンジダについて詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
はい、カンジダの可能性は否定できません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るおりものの異常の自覚がないからといって、カンジダの可能性は否定できません。
カンジダは通常、白っぽいチーズ様のおりものの増加やかゆみを伴いますが、初期のカンジダ腟炎の場合など、典型的な症状が現れないこともあります。
かゆみが起こる他の原因として、皮膚炎や乾燥、他の細菌や真菌による感染症も考えられます。
外陰部にかゆみがある場合には、一度産婦人科を受診のうえ検査を受けるとよいでしょう。
典型的な所見があるときを除き、視診のみではなく細菌培養などの検査も併用することが一般的です。 - A.
カンジダで黄緑色のおりものがみられることは一般的ではありません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る腟カンジダに感染した場合、おりものはカッテージチーズ状や酒粕状になり、白やクリーム色になる場合が多いでしょう。
おりものが黄緑色になった場合には、カンジダとは別の感染症にかかっている可能性が考えられます。
おりものが黄緑色になる代表的な病気としては、- 細菌性腟炎:さまざまな雑菌の繁殖
- トリコモナス膣炎:トリコモナスという原虫が原因
- 淋病:淋菌による感染症
などが挙げられます。
かゆみや悪臭などを伴うことも少なくありませんが、症状が重くない場合でも、一度婦人科を受診するとよいでしょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
はい、白いねばねばしたおりものがみられることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る腟カンジダ症にかかると、ねばねばもしくはボソボソした白いおりものがみられることがあります。酒粕状、カッテージチーズ状と表現される、特徴あるおりものです。
カンジダ菌という真菌が増殖するため発生します。カンジダ菌は普段から人の皮膚や粘膜に存在していますが、免疫力の低下などによって増殖してかゆみなどの症状が現れることもあります。
また、おりものの性状変化は通常の月経周期によっても起きます。一般的には排卵後の黄体期には正常であっても、ねばねばとしたおりものになりやすい傾向があります。
治療やカンジダについて詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
かゆみは皮膚カンジダ症や腟カンジダ症の典型的な症状ですが、かゆみがないこともあります。
解説皮膚カンジダ症や腟カンジダ症では、かゆみはよくある症状のひとつですが、いずれも必ずしもかゆみが起こるとは限りません。
腟カンジダ症では、かゆみがなく自分では異変に気付かずに、検診などでデリケートゾーンの赤みやおりものの変化を指摘されて発覚する例もあります。
なお、主なカンジダ症の症状については、以下をご覧ください。皮膚カンジダ症
- かゆい
- 皮膚が赤くなる
- ただれる
- 皮膚が膜状に剥がれ落ちる
- 小さな膿疱(うみの入った水ぶくれ)ができる
など
腟カンジダ症
- かゆみや刺激感がある
- 赤くなる
- 酒かす状のおりものがでる
- 排尿時に痛みを感じる
など
カンジダ性亀頭炎・亀頭包皮炎
- 赤くなる
- 丘疹(細かいブツブツ)や小さな膿疱ができる
など
口腔カンジダ症
- 痛みを感じる
- 粘膜や舌に白苔(白い苔のようなもの)が現れる
- 口に中に違和感がある
- 味覚障害
など
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る永井生司「腟カンジダ症の追跡研究」産科と婦人科 57 (2) 283-288, 1990.
二宮淳也、カンジダ症、Med Mycol J.,52:275-281,2011
国立感染症研究所.“国内でよくみられる侵襲性真菌症~カンジダ症~”.国立感染症研究所.https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-lab/476-fungi/9090-fungi-candidiasis.html,(参照 2024-08-14).
日本皮膚科学会.“皮膚真菌症診療ガイドライン”.日本皮膚科学会.https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/shinkin_GL2019.pdf,(参照 2024-08-14).
日本産科婦人科学会ほか.“(旧版)産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2020”.Mindsガイドラインライブラリ.https://minds.jcqhc.or.jp/summary/c00571/,(参照 2024-08-14). - A.
病気がカンジダではない場合や、うまく薬を入れられていない場合があります。病院を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るカンジダの薬を入れたのに症状が改善しない場合には、以下のような状況が考えられます。いずれにせよ婦人科を受診のうえ医師と相談しましょう。
薬が効いていない
外陰部のカンジダに対する治療の有効性はおよそ90%とされています。頻回に再発することや、治療に反応しないこともまれにあります。
かゆみの原因がカンジダ以外に存在する
実際にはかゆみの原因がカンジダではない可能性があります。
カンジダなどの感染以外にも汗や石鹸、下着などとの接触もかゆみの原因となります。 - A.
通常治療開始後、1週間以内に改善します。
解説外陰部のカンジダは、体調などに特に問題ない場合には、数日から1週間程度の治療を行うことで90%程度が治癒します。白いカス様のおりものも1週間以内に改善することが期待できます。一方で、まれに頻回に再発することや、症状がなかなか改善しない治療抵抗性のカンジダもあります。また溶けた薬剤が翌日から数日後にかけて、白いカス状になって出てくることもあります。錠剤がしっかりと塊のまま排出されたわけでなければ心配はいらないでしょう。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本産科婦人科学会. 産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2023. 日本産科婦人科学会. 2023
R Jeanmonod, et al.Vaginal Candidiasis - StatPearls - NCBI Bookshelf,https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK459317/ (参照 2024-03-19) - A.
亀頭のかゆみなどの原因となることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る男性の外性器がカンジダ症となることは稀ですが、感染した場合には亀頭周囲の発疹、かゆみ、不快感などの原因となることがあります。男性がカンジダになりやすいリスク因子としては以下のようなものが挙げられます。
- 糖尿病
- HIV感染
- ステロイドなどの薬剤の使用
- 包茎
- カンジダに感染しているパートナーとの性行為
症状がある場合には、患部を清潔に保ち、薬効のある軟膏などを使用すると良いでしょう。
- A.
腟カンジダでは、白く粘度の高い特徴的なおりものが見られます。
- A.
性器の痒みがおさまる、おりものが通常の状態に戻るなどがサインです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るカンジダはもともと人体に存在している常在菌の一種であるため、人体から完全にカンジダを除去する必要はありません。
おりものの異常や痒みなどの自覚症状の改善をもって治ったと判断してよいでしょう。 - A.
性器の痒みや白っぽいおりものが見られることが多いです。
- A.
免疫力の低下や抗菌薬の使用、妊娠などがカンジダ症の主な原因とされています。痒みやヒリヒリした不快感を感じることが多いです。
解説カンジダは他人から移る感染症とは異なり、普段から人体に存在している常在菌の一種とされています。体調が優れている時には無症状です。
一方で、下記のような状況では異常に増殖し、痒みやヒリヒリするといった症状の原因になることがあります。免疫力が低下している時
高齢者の他に、癌や糖尿病、エイズなどに罹患している場合や疲労が蓄積している場合には、カンジダに伴う症状が出現しやすいとされています。
妊娠中
妊娠中は特に腟カンジダを繰り返しやすいです。
ホルモン剤内服中
いわゆるピルなどのホルモン剤内服中にもカンジダになりやすいとされています。
抗菌薬の使用時
抗菌薬の使用で、他の細菌が死んでしまうことで生き残ったカンジダが異常に増殖してしまうことがあります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るArya N et al. Candidiasis. StatPearls [Internet]. 2023.
Center for Disease Control and Prevention.“Vaginal candidiasis”.Fungal Diseases.https://www.cdc.gov/fungal/diseases/candidiasis/genital/index.html,(参照 2023-08-04).
カンジダ外陰腟炎と似た病気をチェック
カンジダ外陰腟炎について、医師からのよくある質問
- 最近、おりものが増えていますか?
- 酒かすやヨーグルトのようなおりものがありますか?
- おりものの色・量・においがおかしいと感じますか?
- 腟やその周りにかゆみを感じますか?
- おりもののにおいが気になりますか?
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